カラダに効く旬の食材

8月1日配信
連載第17回

なす……夏バテ予防やがん予防に効果があり、紫外線からお肌を守ります

【監修】 小池澄子 先生 管理栄養士、料理研究家

 

 

主な栄養成分

ビタミンB1 / ビタミンB2 / カリウム / 亜鉛 / 食物繊維

 

その他の有効成分

ナスニン(アントシアニンの一種)


なすの効用


夏バテを防ぎ、むくみを改善します
 なすはほとんどが水分で体を冷やす作用があるため、夏バテ防止に効果があります。また、利尿作用のあるカリウムを多く含み、むくみ防止に役立ちます。

がん予防に効果があります
 なすに含まれるアルカロイド類(窒素を含むアルカリ性の化合物)には、がん細胞の増殖を抑える働きがあるとする報告があります。また、なすの皮の紫の色素成分アントシアニンには強い抗酸化作用があり、がん予防や動脈硬化の予防のほか、紫外線からお肌を守る働きが期待されます。

 
薬食メモ
 
  • ○昔から、なすのヘタの黒焼き(粉末にする)で歯をみがくと歯が丈夫になるといわれています。歯槽膿漏(しそうのうろう)や歯茎の腫れにも効果があるとされ、歯磨き剤として商品化もされています。
    同じくなすのヘタの黒焼き(粉末)をはちみつと練って、口に含んでいると口内炎に効果があるといわれます。
  • ○淡白な味が日本人好みのせいか、全国でお国自慢のなすが栽培されています。焼きなす、煮なす、漬け物など、夏のお惣菜には欠かせない野菜で、大きさも丸型、卵型、長なす、小丸など、地方色豊かな種類があります。
  • ○なす紺ともいわれる特有の美しい色は、アントシアニンの一種ナスニンという色素によるもの。太陽に当たってできる色で、ハウスものはやや色が薄めです。
 

 

過去のヘルシーレシピ レシピ一覧

2012/08/31
みそのコクがゴーヤの苦みとよく合います
ゴーヤとなすのみそ煮込み

2011/08/12
皮つき調理の裏ワザで、有効成分を逃しません
焼きなすとえびのサラダ

2012/10/26
つぶつぶなすの食感が子どもに好評
たっぷりなすハンバーグ

 

 

【監修】 小池澄子 先生
      管理栄養士、料理研究家

女子栄養大学生涯学習講師ほか、複数の大学で非常勤講師を勤める。食と自然と人を結ぶネットワーク有限会社カナ代表。企業やクリニックで健康管理に関わり、保育園や地域で子育て支援、栄養相談、離乳食教室、講演など行っている。栄養、料理、農場を通じて心と体と社会の健康を高める情報やレシピを提供し、“命を繋げてゆく食”を柱に食育活動展開中。著書に『簡単でおいしいおやつ』(かもがわ出版)、『おいしい山歩き』(大月書店)、『ステップアップ離乳食』(学習研究社)、『初めての離乳食』(ベネッセコーポレーション)、『黒豆健康生活』(青春出版)など多数。