カラダに効く旬の食材

9月5日配信
連載第18回

いか……高たんぱく低脂質でタウリンが多く、生活習慣病予防の味方

【監修】 小池澄子 先生 管理栄養士、料理研究家

 

 

主な栄養成分

たんぱく質 / ナイアシン / カリウム / 亜鉛 / 銅 / セレン

 

その他の有効成分

タウリン / ムコ多糖類


いかの効用


血中コレステロールを下げ、血圧を安定させ、肝機能を高めます
 いかはコレステロールを多く含みますが、同時に、血中コレステロールを下げるタウリンの含有量も多く、魚介類の中でもトップクラスです。このほかタウリンには、血圧を正常に保ち、肝機能を守るなどの効果が期待されています。

高たんぱく低脂質で、良質のたんぱく質補給に役立ちます
 いかやたこは、一般の魚類よりもたんぱく質が豊富で脂質は少なく、低エネルギーです。また、いかのたんぱく質は消化がよく、胃に負担をかけません。

がん予防効果が期待されます
 いか墨には、ムコ多糖・ペプチド複合体と呼ばれる複合糖質が含まれていることがわかってきました。この物質には、人の免疫を活発にしてがんを予防する効果があるとされています。

味覚障害の予防に役立ちます
 いかには、味覚障害を防ぐ亜鉛が多く含まれています。亜鉛が足りなくなると免疫機能の低下なども起きやすくなります。

 
薬食メモ
 
  • ○いかを素干しにした「するめ」も、タウリンや亜鉛など生のいかと同じ栄養価を期待できます。またするめをよくかむことは、あごの強化や唾液の分泌促進、脳への刺激にもなり、全身の機能維持にも役立つとされています。
  • ○冷凍・解凍してもおいしさが変わらないのもいかの特徴。火を通しすぎると身が硬くなってしまうので、調理に時間をかけすぎないようにします。
  • ○ほたるいかは、目玉から内臓まで小魚のようにまるごと食べられます。栄養価としてはたんぱく質のほか、ビタミンAやビタミンB12を多く摂取でき、眼精疲労や貧血予防に役立ちます。
 

 

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【監修】 小池澄子 先生
      管理栄養士、料理研究家

女子栄養大学生涯学習講師ほか、複数の大学で非常勤講師を勤める。食と自然と人を結ぶネットワーク有限会社カナ代表。企業やクリニックで健康管理に関わり、保育園や地域で子育て支援、栄養相談、離乳食教室、講演など行っている。栄養、料理、農場を通じて心と体と社会の健康を高める情報やレシピを提供し、“命を繋げてゆく食”を柱に食育活動展開中。著書に『簡単でおいしいおやつ』(かもがわ出版)、『おいしい山歩き』(大月書店)、『ステップアップ離乳食』(学習研究社)、『初めての離乳食』(ベネッセコーポレーション)、『黒豆健康生活』(青春出版)など多数。