カラダに効く旬の食材

11月3日配信
連載第20回

さば……血液をサラサラにするEPAやDHAが多く、生活習慣病予防に

【監修】 小池澄子 先生 管理栄養士、料理研究家

 

 

主な栄養成分

たんぱく質 / カリウム / ビタミンA / ビタミンB1 / ビタミンB2 / ナイアシン / ビタミンD / ビタミンE

 

その他の有効成分

EPA(エイコサペンタエン酸)/ DHA(ドコサヘキサエン酸)/ タウリン


さばの効用


動脈硬化を予防し、脳卒中を防ぎます
 秋の旬のさばは脂肪含有量が15%にもなります。この脂肪には血中コレステロールの減少、血液中の中性脂肪値を下げる、血栓予防などの働きをするEPAが大量に含まれ、動脈硬化を予防して脳卒中や心筋梗塞などを防ぐ効果が期待されます。

血液をサラサラにし、脳の働きをよくします
 さばは、同じ青背魚であるさんまやいわしよりDHAを豊富に含んでいます。DHAはEPAと同様血液をサラサラにし、脳卒中や心筋梗塞などを防ぐほか、子どもの脳の発達や視力の改善、脳の老化防止にも効果を発揮するといわれています。

口内炎や口角炎を予防します
 さばには、脂質の代謝を助け発育や粘膜の保護に役立つビタミンB2が多く含まれています。ビタミンB2が不足すると、子どもの発育不全のほか、口内炎や口角炎になりやすくなります。

視力低下やかぜ予防に役立ちます
 さばの肝や血合いにはビタミンAが豊富に含まれます。ビタミンAには視力低下防止のほか、皮膚や粘膜の抵抗力を高めてかぜをひきにくくする効果もあるとされています。

 
薬食メモ
 
  • ○さばは「生き腐れ」というほど鮮度が落ちやすいのが難点。鮮度が良いものは、身が締まっておなかの部分に金色の筋が見えるので、こうしたものを選びましょう。
  • ○さばに大量に含まれるヒスチジンは子どもの成長に欠かせないアミノ酸である一方、鮮度が落ちてくるとヒスタミンに変化し、アレルギーを引き起こす原因になります。
    さばを酢締めにして食べるというのは、ヒスタミンの生成を抑えてアレルギーを防ぐのに理にかなった方法です。
  • ○玉ねぎやしいたけなどとともにホイルに包み、臭み消しに酒としょうゆをふりかけてオーブン焼きに。さばの臭みが苦手な人におすすめです。
 

 

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【監修】 小池澄子 先生
      管理栄養士、料理研究家

女子栄養大学生涯学習講師ほか、複数の大学で非常勤講師を勤める。食と自然と人を結ぶネットワーク有限会社カナ代表。企業やクリニックで健康管理に関わり、保育園や地域で子育て支援、栄養相談、離乳食教室、講演など行っている。栄養、料理、農場を通じて心と体と社会の健康を高める情報やレシピを提供し、“命を繋げてゆく食”を柱に食育活動展開中。著書に『簡単でおいしいおやつ』(かもがわ出版)、『おいしい山歩き』(大月書店)、『ステップアップ離乳食』(学習研究社)、『初めての離乳食』(ベネッセコーポレーション)、『黒豆健康生活』(青春出版)など多数。