カラダに効く旬の食材

12月1日配信
連載第21回

れんこん……かぜ予防に、胃炎や胃かいようの予防・緩和に役立ちます

【監修】 小池澄子 先生 管理栄養士、料理研究家

 

 

主な栄養成分

でんぷん / ビタミンB1 / リン / カリウム / 鉄 / 亜鉛 / 銅 / 食物繊維

 

その他の有効成分

タンニン


れんこんの効用


かぜ予防や美肌に効果が期待されます
 れんこんは見かけによらずビタミンCが多く、かぜ予防や美肌効果などが期待できます。また、ストレスがあるとそれに打ち勝つために副腎皮質ホルモンが分泌され、ホルモンの構成要素であるビタミンCが失われるため、れんこんはストレスの多い現代人におすすめの野菜といえます。
 れんこん小1節(約100g)にはビタミンCが約50mg含まれ、これは1日のビタミンC推奨量の半分にあたります。れんこんのビタミンCは、加熱してもの壊れにくいのが特徴です。

胃炎や胃かいようの予防・緩和に役立ちます
 れんこんを切って放置するとアクが出て黒くなりますが、これはタンニンによるものです。タンニンには消炎・収れん作用があり、胃炎や胃かいようを癒す効果があるといわれます。
 民間療法ではれんこんのしぼり汁(皮はむかずにおろしてしぼる)が胃かいようによいとされています。

痔などによる出血や鼻血を止める効果があります
 れんこんに含まれるタンニンの消炎・収れん作用は、痔やかいようによる出血、鼻血や不正出血を止めるのにも効果があるとされます。
 しぼり汁を飲んだり、すりおろしや薄切りにしたものをおかゆに入れるなどして用いましょう。

 
薬食メモ
 
  • ○れんこんは穴の部分が“見通しがよい”とされ、縁起物として祝い膳などにも使われます。
    また、食用にする根茎の部分のほか、はすの実も滋養強壮食として用いられます。葉は中華では蒸し料理に利用します。
    気品ある花は仏教との関連もあり、東洋人の精神性とも結びついています。
  • ○れんこんは、煮しめ、きんぴら、天ぷらにしたり、すりおろして蒸したり、桜えびを入れてお焼きにしたり、幅広く使えます。
    穴の汚れをよくとり、できれば皮も一緒に利用しましょう。シャリッとした食感を保つには、加熱しすぎないようにします。
 

 

過去のヘルシーレシピ レシピ一覧

2013/02/01
もっちりした食感はれんこんのおかげ
おろしれんこんのつくね焼き

2013/02/15
シャキッとした歯ごたえの温サラダ風
れんこんとトマトの蒸し煮

【監修】 小池澄子 先生
      管理栄養士、料理研究家

女子栄養大学生涯学習講師ほか、複数の大学で非常勤講師を勤める。食と自然と人を結ぶネットワーク有限会社カナ代表。企業やクリニックで健康管理に関わり、保育園や地域で子育て支援、栄養相談、離乳食教室、講演など行っている。栄養、料理、農場を通じて心と体と社会の健康を高める情報やレシピを提供し、“命を繋げてゆく食”を柱に食育活動展開中。著書に『簡単でおいしいおやつ』(かもがわ出版)、『おいしい山歩き』(大月書店)、『ステップアップ離乳食』(学習研究社)、『初めての離乳食』(ベネッセコーポレーション)、『黒豆健康生活』(青春出版)など多数。