カラダに効く旬の食材

2月1日配信
連載第23回

かぶ……おなかにやさしく、気分を穏やかにして、イライラ解消効果も

【監修】 小池澄子 先生 管理栄養士、料理研究家

 

 

主な栄養成分

<葉> ビタミンC / β-カロテン(ベータカロテン) / カルシウム / カリウム / 鉄 / 食物繊維
<根> ビタミンC / カリウム / 食物繊維

 

その他の有効成分

アミラーゼ / イソチオシアネート


かぶの効用


おなかにやさしい野菜です
 かぶに含まれる消化酵素アミラーゼには、消化を助けて胃腸を守るはたらきがあります。また、熱を加えたかぶは胃腸を温めてくれます。このように、かぶはおなかにやさしく、胃が重く感じるときは、かぶを柔らかく煮て食べると症状が和らぎます。

気分を穏やかにしてくれます
 精神的に疲れたときは、かぶを丸ごとことこと煮てゆっくり味わうと、とろりとした柔らかさが気分を癒してくれます。
 生で浅漬けにして食べると、ほんのりした辛味と食感がやさしい刺激となって、元気が出てきます。

声がれやせきの緩和に役立ちます
 声がかれたときは、かぶのすりおろし汁を飲むと効果的です。このおろし汁に、氷砂糖をお湯で溶かしたものを混ぜて飲むと、せき止めにも有効です。

イライラ解消に効果があります
 かぶの葉100gに含まれるカルシウムはおよそ250mg、これは牛乳1本分に相当します。かぶの葉にはビタミンCやβ-カロテンも豊富なので、捨てずに利用しましょう。じゃこや干しえび、油揚げと一緒に煮浸しにすると、カルシウムが増えてたんぱく質もプラスされ、イライラ解消に効果があります。

 
薬食メモ
 
  • ○かぶの葉はほかの青菜に比べて硬いので、さっと下ゆでして調理するとよいでしょう。浅漬けに自然塩を使うと、自然塩に含まれるカルシウム塩がペクチンと結びついて歯切れのよい硬さになり、おいしさが増します。
  • ○かぶは甘みがあって口当たりもよく、やさしい食味が特徴です。かぶは種類が多く、白くて小さいかぶのほかに、千枚漬けにする大きな聖護院かぶや、福島県会津地方の赤かぶなどがあります。
  • ○スープにも煮物にも合うかぶですが、煮くずれしやすいのが難点。そこで皮つきのまま煮ると、繊細な中身を守り、甘みを活かすことができます。
 

 

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【監修】 小池澄子 先生
      管理栄養士、料理研究家

女子栄養大学生涯学習講師ほか、複数の大学で非常勤講師を勤める。食と自然と人を結ぶネットワーク有限会社カナ代表。企業やクリニックで健康管理に関わり、保育園や地域で子育て支援、栄養相談、離乳食教室、講演など行っている。栄養、料理、農場を通じて心と体と社会の健康を高める情報やレシピを提供し、“命を繋げてゆく食”を柱に食育活動展開中。著書に『簡単でおいしいおやつ』(かもがわ出版)、『おいしい山歩き』(大月書店)、『ステップアップ離乳食』(学習研究社)、『初めての離乳食』(ベネッセコーポレーション)、『黒豆健康生活』(青春出版)など多数。