ジェネリック医薬品に替えると医療費が軽減
ジェネリック医薬品に替えると、国民医療費も個人出費も大幅減
「ジェネリック医薬品」とは、「先発医薬品」(新薬)の特許期限が切れたあと、先発医薬品と同じ有効成分を用いて製造された薬のことをいいます。先発医薬品と同等の効果と安全性が期待でき、そのうえ、膨大な研究開発費がかかる先発医薬品に比べ、ジェネリック医薬品は開発費が少なくてすむため、価格が安いのが利点です。
国では国民医療費の増加を抑制するため、平成24年度までにジェネリック医薬品の占める割合を30%にすることを目標とし、普及を図っています。
薬によっては、先発医薬品からジェネリック医薬品に替えることで、薬代が10分の1以下になるケースもあります。医療機関から薬を処方されるとき、可能な限りジェネリック医薬品に替えてもらうように努めれば、国民医療費の抑制はもちろん、個人にとっても薬代の出費が減り家計の節約に大いに役立ちます。
ジェネリック医薬品に替えたいときは(院外処方の場合)
診療中に、医師に対してジェネリック医薬品に替えてほしいという意思表示をし、先発医薬品に替わるジェネリック医薬品があれば、ジェネリック医薬品に替えてもらえます。
【処方せんの見方】
- 薬名は、「商品名」または「一般名」(薬の有効成分名)のいずれかが記入されています。
- 医師の署名または記名・押印がなければ、原則としてジェネリック医薬品に替えることができます。
- ジェネリック医薬品へ「変更不可」の場合は、医師の署名または記名・押印が必要です。
- 複数の先発医薬品が処方されていて、一部の薬に「変更不可」のチェックがあっても、それ以外はジェネリック医薬品に変更可能です。