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救急医療機関を受診するなら、適切に

救急医療機関を受診するなら、適切に

救急医療機関は、患者の重症度に合わせて3分類

 一般の医療機関が診療していない夜間や休日に、急病患者を治療する病・医院を「救急医療機関」といいます。この救急医療機関は、対象とする患者の重症度により、3つに分けられます。

  • 一次救急
    入院の必要のない、軽症の患者が対象。在宅当番医(休日や夜間に受診できる医療機関が当番制で対応)、休日夜間救急センターなど。
  • 二次救急
    入院の必要な重症患者が対象。救急病院、救急指定病院の当番病院、小児救急当番病院など。
  • 三次救急
    特に重症な患者が対象。救命救急センター、総合周産期母子医療センターなど。

 受診できる救急医療機関については、最寄りの消防署や消防分署で情報提供を行っています。また、市区町村の広報誌やホームページには、在宅当番医や休日夜間救急センターなどの情報が掲載されているので、日ごろからチェックしておきましょう。

気軽な理由での、夜間・休日の受診は控えよう

夜間や休日の受診は、医療費が高くなる
 近年の傾向として、軽症にもかかわらず「夜はすいているから」「平日は忙しいので休日に」などの気軽な理由で、救急医療機関を受診する人が増えているといいます。
 夜間や休日の受診は、初診料や最診療が加算されて医療費が高くなります(参照:賢い患者学 > 時間外、休日、深夜の受診は、医療費が加算される)。
 また、本来は重症患者を受け入れる二次や三次の救急医療機関に、軽症患者が多く受診することで、重症患者を受け入れられないことも増えています。

救急車は、本当に必要な人のために
 救急車に関しても同様で、救急搬送された人のうち、約半数は入院の必要がない軽症患者で、なかには「病院で待たずに診てもらえるから」「夜間に診察してくれる病院がわからないから」「交通手段がないから」などの理由で救急車を呼ぶ人もいるそうです。
 こういった便利目的で救急車が出払ってしまうと、重症患者の命を「救う」ために医療機関へ「急送する」という役目が果たせなくなる事態にもなりかねません。救急車は、本当に必要なときに呼ぶようにしましょう。

急な病気やけがで受診を迷ったら、電話相談

子どもの救急電話相談は、「#8000」へ
 病気やけがの状態が、すぐに受診すべきレベルなのか、判断に迷うことがあります。全国の都道府県では、「小児救急電話相談(#8000)事業」を実施しており、小さな子どもが休日や夜間に急に具合が悪くなり、どう対応すればよいか迷うとき、小児科の医師や看護師に電話で相談ができます。
 「#8000」をプッシュすることで、相談者の住む都道府県の相談窓口に転送され、症状に応じた対処の仕方や受診する医療機関についてアドバイスを受けられます。
*実施時間帯やダイヤル回線番号などの詳細は、厚生労働省のホームページをご参照ください。
【小児救急電話相談事業(#8000)】

成人の救急電話相談も対応する都道府県も
 成人(一般)向けの電話相談事業を実施する都道府県も増えてきています。成人向けの電話番号は、各都道府県で異なりますので、お住まいの都道府県のホームページなどをご参照ください。


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