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エイズについて正しく知ろう

エイズについて正しく知ろう

わが国では、新しい感染者・患者の数が減っているとはいえない

 12月1日は、世界エイズデー。各地で、街頭での無料検査やエイズについて知ってもらうためのさまざまなキャンペーンが行われます。
 しかし、エイズは性行為が感染経路となることの多い病気なだけに、「自分とは関係ない」「話題にするのは恥ずかしい」と受け止めている人もいるかもしれません。エイズについて、正しい知識が広まっているとはいい難く、わが国での感染者や患者の数も決して少なくなっていません。厚生労働省の報告によると、前年よりは減少しているものの、2012年に新しく感染した人・患者の人数は、1,449人でした(2012年末ののべ患者数は、21,425人)。エイズについて、正しい知識をもつことが、エイズ対策につながるといえるでしょう。

エイズウイルス(HIV)に感染しても明らかな症状はほとんどない

 エイズというと、すぐに「死」を意味するような怖い病気ととらえる人もいるかもしれません。しかし、エイズウイルス(HIV)に感染したとしても、自覚できるような明らかな症状はほとんどありません。また、感染してもすぐにエイズの症状が出るわけではなく、適切な治療を行うことで発症を抑えることができるようになってきています。
 そのため、万が一、HIVに感染したとしても早めに検査・診断を受けて、医療のサポートを受け、適切な時期に治療を開始することが重要なのです。

エイズ検査は匿名・無料で受けられる

 エイズ検査は、全国の保健所などで、匿名・無料で受けられます。明らかな陰性の場合のみ、その日のうちに結果がわかる即日(迅速)検査が行われているところもあります。通常の検査では、結果が出るまで一定の期間がかかります。また、検査はウイルスに対する抗体を調べるため、感染後、抗体ができるまでの期間に検査をしても正確な結果が得られません。感染したかもしれないときから、約4週間経過すると、ある程度わかるといわれますが、4週間ちょうどくらいに受けて陰性と出た場合、念のため3カ月後にもう1度検査を受けることがすすめられています。
 検査は病院でも受けられますが、その場合は有料です。保健所も、地域によって検査の種類や対応日時が異なるため、あらかじめ確認するとよいでしょう。「エイズ予防情報ネット」のホームページでは、さまざまなエイズ情報が掲載されているほか、検査を受けられる保健所についても検索できます。
■ API-Net エイズ予防情報ネット(エイズ予防財団)
  http://api-net.jfap.or.jp/


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