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意外に多い歯のけが! その対処法

意外に多い歯のけが! その対処法

歯を失う原因は、虫歯や歯周病だけではない

 6月4~10日は、歯と口の健康週間。学校や幼稚園・保育所で歯科指導を受けるお子さんも多いでしょう。子どもが歯を失う原因としては虫歯と考えがちですが、実は、歯や口のけがが意外と多いことは知っていますか?
 日本スポーツ振興センターが平成9~18年に行った、学校などへの障害見舞金の給付件数の統計によると、歯の障害は障害件数の2~4割にものぼっていました。また、大人でも、スポーツや事故などによって歯や口にけがを負うこともあります。
 歯が折れたり抜けたりした場合、ほとんどの人が、元に戻らないものとショックを受けることと思います。しかし、迅速に次のような対処をすれば、再植(失った歯を元に戻すこと)の可能性があります。

抜けた歯は根っこに触らず、乾燥させないように保存

(1)抜けた歯、かけた歯のかけらを探して拾う
 すぐに探し、歯の根っこ(歯根)を触らないようにして拾います。再植できるかどうかは、歯根の表面の歯根膜(しこんまく)という組織の細胞が生きているかどうかにかかわってくるので、この部分を触ったり乾燥させたりしないようにすることが重要です。(「根元から抜けた歯は元に戻せる可能性がある 知っておくべきこと!」参照
 かけた歯でも、大きければ使える場合があるので拾いましょう。

(2)牛乳や保存液に入れて保存する
 流水で洗い、牛乳(低脂肪乳やロングライフミルクは不可)もしくは歯の保存液(生理食塩水:約0.9%の食塩水)に浸します。これらがない場合、短時間であれば唾液につけておくこともできます。

(3)歯を持って歯科医院へ急ぐ
 歯が抜けてから30分以内の再植が理想とされているので、できるだけ早く歯科医院を受診しましょう。

 歯根膜が生きていれば、抜けた歯は1か月ほどで元通りになります。とっさに適切な処置ができるよう、以上のポイントを覚えておきましょう。


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