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早くからのロコモ対策で、いつまでも自分の足で歩こう!

早くからのロコモ対策で、いつまでも自分の足で歩こう!

要介護となる危険に大きくかかわる「ロコモ」

 「ロコモ」という略称で知られる「ロコモティブシンドローム(運動器症候群)」とは、筋肉や骨、関節、軟骨、椎間板といった運動器のいずれかあるいは複数に障害が起こって、移動機能の低下をきたした状態のこと。移動機能とは、「立つ」「歩く」「走る」「座る」など、日常生活に必要な、体の移動にかかわる機能のことです。
 ロコモが進行すると、介護が必要になるリスクが高くなります。実際に、要支援・要介護になった人について、その原因を調べたところ、第1位が「運動器の障害」となっていました(厚生労働省「平成23年国民生活基礎調査」による)。自分だけでなく家族や周囲の人々にも負担がかかってしまう要支援・要介護状態を避けるためにも、ロコモ予防は大切です。

ロコモになっていないかどうかを調べる7つの症状チェック

 ロコモへの注意は、40代、50代ごろから必要と言われています。自分では「健康な状態」と思っていても、運動習慣のない生活を続けていたり、運動器の故障や痛みを放置していたり、やせ過ぎや太り過ぎだったりすると、移動機能は少しずつ衰えていきます。
 次の7つのチェックを行って、ロコモの疑いがないかどうかを調べてみましょう。

【7つのロコチェック(日本整形外科学会資料による)】
(1)  片脚立ちで靴下がはけない
(2)  家の中でつまずいたりすべったりする
(3)  階段を上がるのに手すりが必要である
(4)  家のやや重い仕事(掃除機の使用、ふとんの上げ下ろしなど)が困難である
(5)  2kg程度(1リットルの牛乳パック2個程度)の買い物を持ち帰るのが困難である
(6)  15分くらい続けて歩くことができない
(7)  横断歩道を青信号で渡りきれない

 上記の1つでも思い当たる症状がある場合は、骨や関節、筋肉などの運動器が衰えている可能性があります。今すぐにでもロコモ対策を始めましょう。
 なお、すでに足腰や膝などに痛みや違和感がある場合は、まず医療機関を受診しましょう。

運動習慣を身につけることと生活習慣の見直しが重要

 ロコモの進行を予防するには、毎日の生活の中に、今より10分多く体を動かす習慣をつけることと、片脚立ちやスクワットなどの「ロコトレ」を取り入れることがおすすめです。ロコモの予防啓発公式サイト「ロコモチャレンジ!」で詳しい方法が紹介されているので、参考にしてください。
 また、正しい食生活によって、やせ過ぎや太り過ぎを防ぎつつ、骨や筋肉の材料となる栄養素(カルシウム、ビタミンD、ビタミンK、たんぱく質など)をしっかりととることも重要。
 早めの対策で、いつまでも自分の足で歩ける体を維持しましょう。


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