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体調管理には市販薬も上手に使おう

体調管理には市販薬も上手に使おう

処方せんなしでも薬局やドラッグストアで買える市販薬

 冬場はかぜ、花粉症など、軽めの不調が増える時季。医療機関も混雑していることが多いものです。
 そのようなときは、薬局やドラッグストアで販売している市販薬(OTC医薬品)を使うことも検討しましょう。処方せんがなくても購入できるうえ、費用面でも、医療機関にかかって処方してもらうよりも安価ですむことがほとんどです。
 市販薬は、副作用やほかの薬とののみ合わせなどに対する注意の重要度に応じ、下表のように分類されています。

【市販薬の種類】

分類   販売時の対応
要指導医薬品

OTC医薬品として初めて市場に登場し、取り扱いに十分な注意を要するもの。

販売は薬剤師に限られている。

販売に先立ち、薬剤師が需要者の提供する情報を聞くとともに、書面による当該医薬品に関する説明を行うことが義務づけられている。





第1類医薬品 副作用、のみ合わせなどの面で安全性上、特に注意を要するもの。

販売は薬剤師に限られている。

販売店では、情報を提供する場所において対面で、書面による情報提供が義務づけられている。
第2類医薬品 副作用、のみ合わせなどの面で安全性上、注意を要するもの(より注意を要するものは「指定第2類医薬品」)。

薬剤師または登録販売者が販売。

専門家からの情報提供は努力義務。
第3類医薬品 第1類医薬品や第2類医薬品に相当するもの以外のもの。

薬剤師または登録販売者が販売。

専門家からの情報提供は法律上の規定なし。

「スイッチOTC薬」なら医療用医薬品に準じた高い効果が期待できる

 なかでも、特に高い効果が期待できるのは、「スイッチOTC薬」と呼ばれる薬です。これは、医療機関で処方される「医療用医薬品」に使われてきた有効成分が、市販薬として使えるように認められたもので、高い効果が期待できます。
 花粉症用の薬や、胃腸薬、発毛剤、腟カンジダ用の薬、禁煙補助薬などがスイッチOTC薬となっており、日常的に継続使用するには便利といえます。ただし、その多くが「第1類医薬品」に分類されていることからもわかるとおり、副作用やのみ合わせなどに関しては特に注意が必要となります。

よく注意して服用し、改善しない場合は医療機関へ

 市販薬を服用するときには、薬の説明書をよく読み、使用上の注意や用法・用量などを守って正しく使うことが重要です。また、現在のんでいるほかの薬がある場合は、購入時にお薬手帳を持参して、薬剤師などの専門家に相談しましょう。
 なお、平成26年6月から第1類、第2類、第3類のすべての一般用医薬品は一定の条件のもと、インターネットや電話で販売可能となりました(要指導医薬品は対面販売に限る)。より気軽に購入できるようになりましたが、販売者からメール等で提供される情報をよく読み、不安な点はメール等で問い合わせるなどしましょう。
 いずれにしても、市販薬を数日間服用しても症状がよくならなかったり、副作用と思われる症状が出たりした場合は、服用を中止して、医療機関を受診するようにしましょう。


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