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ジェネリック医薬品には、新薬以上の「のみやすさ」の工夫も

ジェネリック医薬品には、新薬以上の「のみやすさ」の工夫も

新薬にはない、ジェネリック医薬品ならではの工夫

 新薬(先発医薬品)の特許期限が切れたあとに、同じ有効成分を用いて製造される「ジェネリック医薬品(後発医薬品)」。有効性や安全性は新薬と同等でありながら、価格は新薬より安いのが特徴です。
 しかし、それだけにとどまらず、新薬にはないジェネリック医薬品ならではの工夫がされているものもあります。
 新薬の特許期間中に処方を受けた患者さんはもちろん、医師や薬剤師、看護師などの医療関係者などから集めたさまざまな意見をもとに、患者さんがのみやすいよう、また、医療関係者が扱いやすいように、主に以下のような工夫を加えているのです。

  • 通常の錠剤を、取り扱いに不自由のない程度に小さくしてのみやすくする
  • 通常の錠剤を、口の中ですばやく溶けて、水なしでのめるようにする(OD錠:口腔内崩壊錠)
  • 通常の錠剤にコーティングを加えて苦味を抑えたり、においを変えたりしてのみやすくする
  • 通常の錠剤の色を工夫して、ほかの薬と識別しやすくする
  • 錠剤一つひとつに、有効成分名を、記号ではなく文字で表示する
  • ある程度の大きさが必要なカプセルタイプを錠剤にして小型化し、のみやすくする
  • 冷蔵保存が必要なシロップ剤を、冷蔵が不要で携帯しやすい粉状にする
  • 湿気や光に弱いなどの品質面を改善し、保存性を高める
  • 薬のシートを工夫して、「抗菌剤」「高コレステロール血症治療剤」など、何の薬かを明示する
  • パッケージを工夫して、薬の適切なのみ方の情報を提供する
  • 製品名の表示を大きくして、医療関係者がほかの医薬品と取り違えにくくする

「のみやすさ」が適正な服薬につながり、治療効果が上がることも期待できる

 特に高齢の患者さんなどでは、薬に対して「のみにくい」「まずい」などの抵抗感があったり、薬ののみ忘れ・のみ間違いなどを起こしてしまうことが多いもの。上記のような工夫がされたジェネリック医薬品を使うことで、適正な服薬につながり、それによって治療効果が上がることも期待できます。
 現在使っている薬がジェネリック医薬品かどうか、また、上記のような工夫がされたジェネリック医薬品があるかどうかを知りたいときは、医療機関や薬局で薬剤師に尋ねてみましょう。


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