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第9回 上野水香さん

第9回 上野水香さん

住  吉
住吉美紀がお届けしています、TOKYO FM「Blue Ocean」。今日の「Blue Ocean Professional supported by 協会けんぽ 健康サポート」のゲストは、バレエダンサーの上野水香さんです。
上  野
よろしくお願いします。
住  吉
上野さんは5歳からバレエを始められて、若手バレエダンサーの登竜門ローザンヌ国際バレエコンクールでスカラシップ賞を受賞。2004年に東京バレエ団に入団し、現在プリンシパルを務めていらっしゃいます。6月30日・7月2日、東京バレエ団の公演「ラ・バヤデール」で主役のニキヤを演じます。「ラ・バヤデール」は、バレエをご存知の方にとってはかなり有名な演目ですよね。
上  野
そうですね。クラシックバレエの中の一つで、古代インドを舞台にしたお話なんですけれども、すごくドラマティックで、キャラクターが1人1人はっきりしているので、観ていてとてもわかりやすいです。私はインドの舞姫の役なんですけれども、エスニックなテイストの衣装ですとか、ミラノ・スカラ座の工房で作られた重厚感のある衣装や装置もあって、すごく素敵な空間を楽しんでいただけます。人物それぞれのキャラクターも強くて、ストーリーは男女のドロドロした三角関係を描いているので、そういった意味でもドラマ性を楽しめますし、主人公の男性の方が夢を見るんですが、その夢のシーンが本当に美しくて。バレエ・ブランと言われる、白い衣装を着た綺麗な女性たちが列を揃えてビシッと踊る、いわゆる古典バレエというものも同時に楽しめます。
住  吉
上野さんがニキヤを演じるのは何度目なんですか?
上  野
2009年が初めてで、今回5回目です。
住  吉
かなり馴染みのある役なんですね。バレエを始めたのが5歳ということですが、5歳だとまだ意識的にというより、飛び跳ねて楽しいという感覚だったのでは?
上  野
そうですね。母に勧められて始めたんですけれども、初めてすぐの頃から身体が柔らかくて、足が耳の横まで上がったので、先生に「どこかでバレエやってたの?」と聞かれたくらいです。
住  吉
天性の才能をお持ちだったんですね。そして、今身長が170cm?
上  野
はい。
住  吉
長身でいらっしゃいますけど、バレエダンサーとしては背の高い方ですか?
上  野
日本人の女性ダンサーの中では高い方だと思います。
住  吉
そうなると、舞台映えもして、手足も長くてダンスもダイナミックに見えるので、プラスの要素ですよね?
上  野
そういったプラスの要素もありながら、デメリットもあり…。
住  吉
デメリット?
上  野
そうです。背の高い女性はみんな悩んでいると思うんですけど、相手役がいないんです。トウシューズで立つと、つま先立ちですから…。
住  吉
もっと高くなりますね。
上  野
そうなんですよ。だから、相手役が185cmくらいないと私の方が高くなってしまうんです。