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第24回 仁香さん

第24回 仁香さん

住  吉
住吉美紀がお届けしています、TOKYO FM「Blue Ocean」。今日の「Blue Ocean Professional supported by 協会けんぽ 健康サポート」のゲストは、モデルの仁香さんです。
仁  香
よろしくお願いします。
住  吉
雑誌「CanCam」のモデルとしてデビューされ、現在は「STORY」のレギュラーモデルを務めていらっしゃいます。アパレルブランド「Cherry Ann」のデザイナーとしても活動しています。さらに、日本ウォーキングセラピスト協会認定の姿勢・ウォーキングアドバイザーの資格も持っていらっしゃって、先日『美人な歩き方』という本を出版したばかりです。すらっと背が高くて「素敵!」と思っていたんですけど、20代の時、人生の危機に直面したと伺いました。
仁  香
そうなんです。ちょうど「CanCam」のモデルを卒業した後、26歳ぐらいの時に、人生で初めてすごく太ってしまって、痩せていないとできない職業だったので、すごく焦って。ダイエットをしても、ダイエットしては太り、しては太り…ということを繰り返して、1年で13キロ太ってしまって。今思えば、この身長で13キロ太ったら普通の人ぐらいなんですけど、職業柄アウトだったんです。
住  吉
13キロの米袋を持っているのと一緒ですからね。1年でそれだけ変化すると、肉体的にもしんどいと思うんですよ。
仁  香
そうなんです。しかも、体質的に上半身につくタイプだったので、ひざ下だけお肉がつかなくて、すごくひざが痛くなっちゃって。
住  吉
でも、なんでそんなに太っちゃったんですか?
仁  香
自分でも、その当時はずっと原因がわからなくて。今思えば、すごくストレスがあったというか…。20代後半って、色んなことに迷ったり、私も「このままモデルのキャリアを上げて続けていくべきなのか」とか「お嫁さんになってゆっくりしたいな」とか色んな気持ちが入り混じって。今となっては「それぐらい良いんじゃないの?」と思えることにもいちいち躍起になっていたり。気づいたらすごく食べちゃってたんでしょうね。過食症みたいになっていました。
住  吉
「CanCam」のモデルをやっていた時に我慢していた甘いものなども結構食べちゃったり?
仁  香
そうですね。後に知ったんですけど、「コルチゾール」というストレスホルモンが分泌されると、人ってチョコレートをすごく欲しがるらしいんです。ストレス脳のままだと、ずっとそれが分泌されている状態だから、ずっと甘いものを食べ続けちゃったりするので、それが「ストレス太り」と。
住  吉
でも、太っている途中でも何回かは努力してダイエットをし、失敗…ということをしていたわけですよね。
仁  香
そうなんです。だから、1回上手く痩せたりもするんですよ。でも、「1ヶ月に5キロ痩せよう」とか、無理しているダイエットなので。
住  吉
どんなダイエットを?
仁  香
ありとあらゆるダイエットを…。もちろん、筋トレみたいなものもやりましたし、食事制限とか、置き換えダイエットとか、酢を毎日1本飲んだり(笑)
住  吉
1本も!? それだけストレスがあって、太ったら気持ち的にももっとストレスで焦って…そういう自分になってしまったと。
仁  香
そうなんです。雪だるま式に太っちゃって。
住  吉
そこで出会ったのが「ウォーキング」なんですか?
仁  香
そうなんです。29歳になった時に「年齢を考えたら、痩せてモデルに戻れたとしても、もう(モデルをできる)場所もないかもしれないし…」と思って、それなら違う方に目を向けようと、エステサロンを開いたんですよ。ゲルマニウム温浴が流行った時に温浴サロンを作って。ちょうど自宅からサロンが一駅か二駅だったので、歩いてみようと思って、そこから歩き始めました。第二の人生が始まって、私もモデルじゃないし、この体型で良いんだと思ったんですよ。自分を認めて納得させて、ただ歩いていたんです。無駄なダイエットも全部やめて。そしたら、リバウンドなしでするすると痩せていって、半年で7キロ痩せて、1年で13キロ痩せたんですよ。
住  吉
戻った!
仁  香
戻ったんですよ。3年間ダイエットした私は何だったんだろうと…。
住  吉
ウォーキングもすごく良かったんですね。合っていたというか。
仁  香
そうですね。それで後からこのウォーキングアドバイザーになって、色々と勉強したら、ウォーキングは「セロトニン」という幸せホルモンが出るんですよ、歩いているだけで。だから、美味しい食べ物を食べたり、恋人と過ごした時に感じる「あぁ、幸せ!」という気持ちみたいなものが、歩いているとセルフで分泌されるので、一石二鳥だなと。甘いものを無理に食べなくても、ハードなダイエットをやらなくても、歩いているだけで気持ちが落ち着いたりします。
住  吉
姿勢や歩き方を正しくするのがすごく大事というのも、ウォーキングについて勉強し始めて、発見していったわけですね。
仁  香
はい。最初はただ普通にウォーキングをやっていただけなんです。その後にウォーキングの先生にお会いして、姿勢と歩きを一から教えてもらったんですよ。それが本当に目からうろこで。小さい頃から、お箸の持ち方とか字の書き方とかを教わるじゃないですか。でも、よく考えたら歩き方は教わらないで自然にやっていて。姿勢が悪い時も「シャキッとしなさい!」「ダラダラ歩かない!」という、何となくの注意しかされないじゃないですか。ちゃんと教えてもらっていないんですよ。それで、「広めていかなきゃ」と思ったのがきっかけなんです。