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第28回 富永美樹さん

第28回 富永美樹さん

住  吉
良いですね! 実は富永さん、『富永美樹の 腸が変われば、病気にならない。今すぐできるカンタン健康発酵食品メソッド』というレシピ本を出版されたばかりということで、その中からいくつかレシピをご紹介いただきましょう。まず、甘酒を使っているレシピは何かありますか?
富  永
はい。甘酒って、お砂糖の代わりだと思ってもらえるとすごく料理に使いやすいんですね。
住  吉
そういう感覚で良いんですか。
富  永
はい。優しい甘さの砂糖と思ってもらえれば。なので、例えばにんじんサラダ、オシャレに言うと「キャロットラペ」ってあるじゃないですか。にんじんを千切りにして。私、元々はお塩・コショウ・オリーブオイル・お酢で馴染ませていたんですね。そこに、ちょっと甘さを加えたいなということで…にんじんを千切りにしたら、まず「塩麹」、これはお塩の代わりです。塩麹もお塩の代わりに使ってもらえると、塩味+うまみとほんのり甘み、それも麹が作り出すうまさなんですけど、それが加わります。プラス、そこに「麹の甘酒」を小さじ1ぐらい入れてもらって、お酢、オリーブオイルでにんじんを馴染ませると、塩だけとは違ううまみとほんのり甘みが加わったにんじんサラダになります。にんじんって、繊維が強いからしなっとなりにくいじゃないですか。だけど、塩麹と麹甘酒に酵素が入っているので、比較的早くにんじんがしなっとなります。なので、市販のものでも構わないんですけども、お豆腐売り場に冷蔵で売っている塩麹があるんですよ。加熱処理していないもの。それは酵素がちゃんと生きているので、その方がおすすめかな。もしくは、自分でも簡単に作れます、塩麹。
住  吉
塩麹は塩代わり、麹の甘酒は砂糖代わり、と覚えておくと、色んなレシピでやってみようと思いますね。ちなみに、火を通すお料理に入れてしまうと、菌が死んでしまうからあまり意味がないんでしょうか?
富  永
元々、麹菌というのは、塩麹や甘酒になっていく途中で死んでしまっているんです。ただ、酵素を出すんです。その酵素が物を柔らかくしたり、麹の甘酒を甘くしたりするので、ビタミンBとかアミノ酸とかコウジ酸とか、色んな栄養は残っているので大丈夫です。
住  吉
大丈夫なんですね。他にもたくさんレシピがありますので、いくつか伺いたいのですが…。
富  永
私、疲れた時はとにかく納豆を食べるんです。
住  吉
先ほども、納豆の菌は強力だとおっしゃっていましたね。
富  永
自然界最強の菌と言われていまして。納豆菌って、芽胞という殻に守られているんですね。環境の良いところでだけ菌が出てきて活動して、環境の悪いところでは殻に守られているので、腸に届いた時に出てくるんです。「生きたまま腸に届く」というのをよく聞くと思うんですが、納豆菌はまさにその最たるもので、他のどの菌よりも強いから、てき面に腸の環境を良くしてくれます。人間の老化や病気の予防になっている免疫力は、腸が7割、その仕事を担当しているんですね。なので「腸の調子を良くしましょう」と。疲れていると、活性酸素という身体のサビみたいなものが溜まっていて、納豆菌はそういうものを追い出してくれる力があるんです。本当に疲れている時は、納豆とキムチともずく酢を混ぜて、かきこむんですけど、すごく元気が出ます。
住  吉
美味しそう!
富  永
ドライカレーにも納豆を入れたりするし、あとおすすめなのは「ひき肉納豆」と言うんですけど、玉ねぎを半分みじん切りにしてもらって、それをフライパンでごま油で炒めます。透明になってきたら、豚のひき肉200gぐらいを炒めます。そこに塩麹をちょっと加えてください。ひき肉の色が変わったら、納豆を2パック入れます。そして刻んだニラを少し入れます。そこに、麹の甘酒とお醤油を入れて、混ぜたら火を止めます。男性はだいたいそれをご飯にのせて食べるんですけど、女性はレタスで巻いて食べたり。
住  吉
簡単ですね。作り置きは…?
富  永
できます。いっぱい作って、冷蔵庫に入れておいて、日々のおかずに足したりしますね。
住  吉
では、もう1つレシピをお願いします!
富  永
はい。皆さんよくチーズとシソで春巻きを作ったりしませんか? 私、「何かひと味足りないな…」と思って、豚バラを中に入れてみたり、ベーコンを入れてみたり、色々としたんですけれども、「塩麹ってすごい!」と改めて思ったのがこのレシピです。
住  吉
えっ、塩麹を入れるんですか!?
富  永
はい。春巻きの皮を半分に切ってもらって、そこに半分に切ったシソをまずのせます。その上にスプーンで塩麹を一筋、線をかいてください。その上に、プロセスチーズでも良いです。半分に切ったものをのせて、巻いて、揚げる。もしくは、少なめの油で揚げ焼きでも大丈夫です。塩麹が中にちょっと加わるだけで、グッと美味しくなります。うまみが強いんですよね。
住  吉
塩麹は、“漬けておく”というのがよく知られている使い方ですけど、直接中に?
富  永
そうなんです。カレーを作って、最後に火を止めてから塩麹を大さじ1ぐらい加えて、うまみを足したりもしますよ。
住  吉
色々と使える場面があるということがわかってきましたね。ちなみに、こうやって健康ライフを実践していますので、健康と向き合う機会、健康診断にも行っていますか?
富  永
そうですね。毎年行っていまして、今年はまだなのでこれから行かないと、と思っています。
住  吉
では最後に、富永さんの「健康の秘密」を教えてください。
富  永
健康の秘密は“日々のご飯”です。
住  吉
そうですよね。しかも発酵食品を取り入れるとますます健康になりそうだということがわかってきました。今日は富永美樹さんにレシピをご紹介いただきましたが、『富永美樹の 腸が変われば、病気にならない。今すぐできるカンタン健康発酵食品メソッド』は、現在、全国のファミリーマートで発売中です。ぜひ手にとってみてください。富永美樹さん、ありがとうございました!
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