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「あのとき受けておけば」と後悔しないために、正しく知ってがん検診を受けましょう

「あのとき受けておけば」と後悔しないために、正しく知ってがん検診を受けましょう

あなたはこれまでに、がん検診を受けたことがありますか? また、一度は受けたことがあるという人も、定期的に受ける習慣をもっているでしょうか。 当コーナーでは、毎月がん検診の内容と効果を中心に解説していきます。まずは、がん検診の目的と重要性について考えてみましょう。

国際的にみてがん検診受診率の低い日本。特に女性は顕著

いまや、がんは国民病といわれ、がん対策はわが国の重要課題です。厚生労働省が2012年に策定した「がん対策推進基本計画」では、40~69歳の国民に対し(子宮頸がんは20~69歳)「5年以内に受診率50%(胃、肺、大腸は当面40%)」という目標が掲げられています。では、実際のがん検診受診率はどうなっているのか、直近とその前の調査結果をみてみましょう。

(厚生労働省「平成25年 国民生活基礎調査の概況」より抜粋)

いずれも上昇傾向にあり、男性については2013年時点で「胃・肺・大腸は当面40%」という目標を達成しているといえますが、女性は全般的に受診率が低く、まだ30%台にとどまっています。 子宮頸がん検診と乳がん検診は、わが国では2年に1度の受診が推奨されていることから、過去2年間の受診率を合わせても、子宮頸がん検診は42.1%、乳がん検診は43.4%。どちらも、OECD加盟国諸国の70~80%という受診率にはまだ遠く及びません。

 

安田 聖栄 先生

監修者 安田 聖栄 先生 (医療法人社団あんしん会 四谷メディカルキューブ 理事長 兼 健診センター長
東海大学医学部客員教授)
1977年大阪大学医学部卒業、2008年東海大学医学部消化器外科教授、同付属病院副院長、2016年より四谷メディカルキューブ理事長。日本外科学会、日本消化器外科学会、指導医・専門医。著書は『最新のがん検診がわかる本』(法研)、『一般診療医のためのPET画像の見かた』(金原出版)、『エッセンシャル医療安全』(金原出版)、『がんのPET検査がわかる本』(法研)など。