文字サイズ

先手必勝! 忘年会シーズンのメタボ対策

先手必勝! 忘年会シーズンのメタボ対策

 忘年会シーズンは、メタボ克服を期している人には“魔の季節”。お酒とごちそうの誘惑にどうつき合うか、強い意志とともに、ちょっとした工夫も必要です。

アルコールには食欲増進作用

 日常的にお酒を飲む習慣のある人は、基本的にメタボになる危険が大きいといわざるを得ません。お酒を飲まない人に比べて1日のエネルギー摂取量が多く、毎日飲んでいる人はそうでない人より内臓脂肪の量も多いことがわかっています。  アルコールには食欲増進作用がありますから、盛り沢山の宴会料理を前にして飲みすぎ・食べすぎにならないほうが不思議です。そこで、宴会に臨んで以下のような工夫を実践してみてください。

初めに食物繊維の多いつまみを食べる

 ひとまず「乾杯!」とやったら、すぐに野菜や海藻(もずくやわかめ)、豆などの入った煮物やお浸し、酢のもの、サラダなどを食べましょう。食物繊維の効果でおなかがふくらみやすいだけでなく、糖質や脂肪の吸収を緩やかにしてくれます。アルコール+脂肪の組み合わせは、内臓脂肪を増やしやすいので特に揚げものや肉料理には注意しましょう。

つまみに時間制限を設ける

 例えば「つまみを食べるのは夜9時でストップ」などとしておくと、食べすぎ抑制に効果があります。もう一つ注意しなければいけないのは、飲んだ後にご飯ものやめん類、デザートなどの糖質をとること。これをすると、血糖が上がりやすく体脂肪も蓄積されやすくなるので極力控えましょう。

宴会では開き直って好きなだけ飲むという手も

「お酒は適量に」とはよくいわれます。適量の目安として「健康日本21」では以下のように例示しています。
 ・ウイスキー ダブル(60ml)
 ・ブランデー ダブル(60ml)
 ・ビール 中ビン1本(500ml)
 ・ワイン グラス2杯(240ml)
 ・焼酎 コップ7分目(120ml)
 ・日本酒1合(180ml)
 適量とは以上のうちのどれか1種類を飲む場合です。しかし、普段からお酒に親しんでいる人にとって、宴会で飲み始めたらこの適量で抑えることは難しいでしょう。
そんなときは奇手かもしれませんが、「宴会なんだから好きなだけ飲んでしまえー」と開き直るのも一つの手です。そのかわり、翌日は1日か2日、全く飲まない休肝日にするのです。ここでちょっとした意志力を発揮してください。これを実行していくと、以前よりは少ないアルコール量で酔えるようになるので、1週間とか1ヵ月のトータルの飲酒量は減ってくるといわれています。

小島 美和子 先生

監修者 小島 美和子 先生 ((有)クオリティライフサービス代表 管理栄養士)
女子栄養大学栄養学部卒。食品会社での食品開発、大学病院での臨床栄養研究などを経て、公共施設、病院、人間ドックでの栄養指導、体力・栄養診断に携る。陸上競技の経験を活かし、健康運動指導士の資格も取得。97年会社設立に参加し、食生活教育サービス事業、企業の健康管理サービス、流通小売業でのヘルスプロモーションプランニング、健康増進施設飲食事業のコンセプトプランニングなどに取り組む。