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【はじめに】 あなたに合ったやり方で発症予防・重症化予防に努めましょう

はじめに あなたに合ったやり方で発症予防・重症化予防に努めましょう

「メタボ」とは、「メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)」のこと。

内臓の周りに脂肪が溜まっている「内臓脂肪型肥満」の人は、糖尿病や高血圧症、脂質異常症などの生活習慣病の危険因子を、1つ以上持っていることがほとんど。メタボが進行すると危険因子の数も増えていくおそれがあり、危険因子を多くもつほど動脈硬化が起きやすくなります。動脈硬化は、心筋梗塞や脳卒中などのおそろしい病気を引きおこしますから、メタボと診断された人やメタボ予備群の人は、一日でも早く脱出することが重要です。

メタボは主に、食べすぎや栄養の偏り、不規則な食事時間などの食生活の乱れと、日常的にあまり体を動かしていない、運動習慣がないなどの活動量不足によって起こります。しかし、問題となっている生活習慣や環境は人それぞれで、もっている危険因子も異なります。

そこで、平成27年度の当コーナーでは、毎月異なる年齢・性別や生活環境の人の例を取り上げ、そのタイプの人にありがちな生活習慣や起こりがちな体の不調をストーリー仕立てで紹介。そして、病気の発症や重症化を予防するためのポイントを解説していきます。

ご自身やご家族に近い例もあるでしょう。ぜひ、みなさんの健康状態・生活習慣を振り返る機会に役立ててください。

荒木 葉子 先生

監修者 荒木 葉子 先生 (産業医・内科医 荒木労働衛生コンサルタント事務所所長)
慶應義塾大学医学部卒業後、内科・血液内科専攻。カリフォルニア大学サンフランシスコ校留学。報知新聞社産業医、NTT東日本東京健康管理センタ所長を経て、現在荒木労働衛生コンサルタント事務所所長。内科専門医・産業医・労働衛生コンサルタント。企業の労働衛生と半蔵門病院で内科診療を行う。主な著書に『臨床医が知っておきたい女性の診かたのエッセンス』(医学書院)、『働く女性たちのウェルネスブック』(慶應義塾大学出版会)など。