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メタボを制する者は、明日の健康勝者

メタボを制する者は、明日の健康勝者

 「メタボリックシンドローム」(通称メタボ)は今や、中年期からの健康管理上の最も重要なキーワードです。メタボの危険性を理解し、うち勝つことができれば、以後の健康づくりの大きなアドバンテージになることは間違いありません。

内臓脂肪型肥満は生活習慣病の温床

 「メタボリックシンドローム」は「内臓脂肪症候群」とも言われます。内臓の周りに脂肪が蓄積するいわゆる内臓脂肪型肥満の人の多くは、糖尿病、脂質異常症、高血圧症などの生活習慣病の危険因子をもっていることがわかっています。
 しかも一つだけでなく、複数の危険因子が重なっていることが少なくありません。内臓脂肪型肥満であるというだけで、重大な生活習慣病の温床をかかえていることになります。

危険因子の数が多いほど動脈硬化になりやすい

 危険因子を多くかかえるほど動脈硬化が起きやすく、したがって心筋梗塞や脳卒中などを発症する確率が高まります。

内臓脂肪を減らせば危険因子も少なくなる

 内臓脂肪を減らせば血圧や血糖値を正常なレベルに戻すことができ、生活習慣病の危険を減らすことができます。

便利さと引き換えにかかえ込んだメタボ

  内臓脂肪がたまるのは、簡単にいえば、食事で摂取するエネルギー量が体を動かして消費するエネルギー量を上回っているため。消費されないエネルギーは、脂肪となって体内に蓄積します。
 ですから、メタボにならないためには食べすぎないようにすればいいのですが、ここに意外な事実が。日本で1日の摂取エネルギー量が一番多かったのは、実は1970年代。現在はその頃よりも減っているのです。
 それでも肥満者の割合は急増しています。その原因は、体を動かすことが減っているから。生活のなかで以前ほど体を動かさなくてもすむ便利さと引き換えに、メタボという厄介者をかかえ込んでしまったのです。

メタボを確実に招くこんな生活習慣

 内臓脂肪がタップリたまる、決しておすすめできないライフスタイルをご紹介しましょう。メタボ予防あるいはメタボ改善には、下記にあるようなライフスタイルの逆を行えばよいのです。

こんな生活が、メタボを招く

・歩くことや自転車に乗ることが嫌い ・どこへ行くにもよく車を利用する
・階段よりエレベーターやエスカレーターを利用しがち
・運動は苦手でほとんどしていない
・毎日たばこを吸う
・食事は油っこいものが好き
・緑黄色野菜はほとんど食べない
・満腹になるまで食べる
・夜9時すぎの食事や寝る前の軽食が多い
・晩しゃくから夕食へダラダラと30分以上食べ続けることが多い
・テレビを見ながらの食事、一人の食事でいつの間にか食べすぎている

 次回からこのコーナーでは、身近で手軽にできる方法で、メタボ脱出を可能にするテクニックをご紹介していきます。