健康サポート特集・メンタルヘルス

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特集2 メンタルヘルス 自分でできる―メンタルヘルスケア
6月8日配信
連載第7回

ハーブの香りでリラックス


 ハーブとは、暮らしに役立つ植物のこと。植物の香りがもっている力を心身の癒しに役立てようという考え方は、古代文明の時代からありました。インダス文明の遺跡からは、精油(エッセンシャルオイル)を抽出するための器具も発見されています。香りのもつ不思議な力で、その日の気分や体調をコントロールしてみましょう。

【監修】 山本晴義 先生 医学博士 横浜労災病院勤労者メンタルヘルスセンター長
神奈川産業保健総合支援センター相談員 埼玉学園大学大学院客員教授 

香りを利用するアロマテラピー

ハーブなど植物の香りを利用して気分や体調を整えるのが、アロマテラピーです。使用するハーブによって期待できる効果が異なります。生活のなかで簡単に楽しめる方法を紹介します。

吸入する

ハーブ類から抽出した濃度の高い精油をエッセンシャルオイルといいます。ティッシュペーパーやハンカチに2〜3滴、エッセンシャルオイルをたらして、鼻や口から吸入します。この方法なら、外出先などでも簡単にできます。

バスタイムに

浴槽にお湯を張り、エッセンシャルオイルを5〜6滴入れ、よくかき混ぜます。ひとつかみのハーブをガーゼに包んで、浮かべてもよいでしょう。ゆったりとした気分でお湯につかります。

部分浴(手浴・足浴)に

洗面器やバケツなどにお湯を張り、エッセンシャルオイルを2〜3滴入れ、手足をつけます。手軽にでき、冷え性の人にもおすすめです。

部屋の芳香剤として

乾燥させたハーブでポプリ(におい袋)をつくり、部屋に置きます。また、最近は、加湿器の水にエッセンシャルオイルをたらして、水蒸気とともに香りも楽しめるようになっているものも市販されています。

気分をリラックスさせるハーブ

ラベンダー/カモミール/ローズ/マジョラム/レモンバーム/ローズウッド/サンダルウッド/レモンユーカリ/イランイラン/セント・ジョーンズ・ワート……など

気分をリフレッシュさせるハーブ

ローズマリー/ペパーミント/ベルガモット/レモングラス/レモン/ローズウッド/パイン/バジル/ジンジャー/オレガノ/ジャスミン……など


薬効が期待できるハーブも

 タブレットやカプセルなどで体に取り入れることで、薬効が期待できるとされるハーブもあります。たとえばイチョウ葉に、もの忘れを防ぐ効果があることや、セント・ジョーンズ・ワートには抗うつ作用があることなどが知られています。
 ただし、すでに病気の治療中で薬を服用している場合などは、タブレットやカプセルで体内に取り入れると思わぬ相互作用が起こり、健康を害する可能性もあります。
 ここで紹介しているのは、芳香を活用した方法なのであまり心配はいりませんが、病気治療のために服薬中の人は、医師に相談してから用いるとよいでしょう。