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「仕事でミスが続き、自信をなくしました」

「仕事でミスが続き、自信をなくしました」

Q. 30代男性です。4月に部署異動となり、業務内容も上司も変わりました。必死にやっているつもりですが、ミスが続いてしまい、上司に叱られてばかりいます。異動するまでは順調だったのに、急に自信を失い、どうしたらよいのかわかりません。

A. あせりは禁物。がんばっている自分をほめ、自分のための時間をもつようにしましょう。

慣れるまで時間がかかるのは当然。自分のがんばりを認めてあげよう

環境の変化についていこうと日々努力しているにもかかわらず、上司に叱られてばかりで、つらい日々を過ごしているのですね。

自分はダメな人間なんだ」「何をやってもうまくいかない」などと考えてしまうかもしれませんが、そんなことはありません。新しい仕事や上司に慣れるには、誰でも時間がかかるものです。

就職したばかりのころはどうでしたか? 今以上に、慣れない日々に四苦八苦しながら、乗り越えてきたのではないでしょうか。

今は自信を失って先が見えなくなっているかもしれませんが、新人のころよりはずっと、うまく切り抜けられるはずです。まずは、あせらず、「慣れない環境でがんばっている自分」「叱られてもがんばっている自分」を、自分でほめてあげましょう。

気にしすぎず、自分のための時間を作ってリフレッシュしよう

また、ミスをしたことや叱られたことが気にかかり、引きずってしまうと、負の感情から抜け出せなくなってしまうことがあります。そのせいで集中できなくなって、さらにミスが増え、また叱られる……という悪循環にも陥りがちです。

上司にとっては、部下のミスをチェックするのは仕事のうち。気にしすぎず、プライベートな時間にまで引きずらないようにすることが大切です。そのためには、毎日15分間でもいいので「自分のため」の時間をもち、気分転換しましょう。

楽しいと思えることやストレス解消になることをどんどんやって、気持ちをリフレッシュできれば、自分のミスを落ち着いて捉えられるようになります。そうしたら、次は同じようなミスをしないよう、原因や対策を考えて気をつければよいのではないでしょうか。

今日よかったことや今日できたこと、自分のよいところや好きなところを書き出してみるのも、気持ちが前向きになったり、自分の価値を再確認できるので、おすすめです。

山本 晴義 先生

監修者 山本 晴義 先生 (医学博士 横浜労災病院勤労者メンタルヘルスセンター長
神奈川産業保健総合支援センター相談員 埼玉学園大学大学院客員教授)
1972年東北大学医学部卒業、1991年横浜労災病院心療内科部長、2001年より横浜労災病院勤労者メンタルヘルスセンター長。日本心療内科学会監事・専門医、日本産業ストレス学会理事、日本産業精神保健学会評議員、日本心身医学会評議員、日本職業災害医学会評議員。厚生労働省ポータルサイト「こころの耳」委員。著書は『ストレス一日決算主義』(NHK出版)、『初任者・職場管理者のためのメンタルヘルス対策の本』(労務行政)、『ビジネスマンの心の病気がわかる本』(講談社)、『ストレス教室』『働く人のメンタルヘルス教室』『メンタルサポート教室』(新興医学出版社)、『ドクター山本のメール相談事例集』(労働調査会)、『図解 やさしくわかる うつ病からの職場復帰』(ナツメ社)など多数。また、DVD『Dr.山本晴義の実戦!心療内科』(全2巻、ケアネット)、『元気な職場をつくるメンタルヘルス』(全12巻、アスパクリエイト)、CD『予防のための音楽「うつ」』(デラ)なども監修している。