文字サイズ

予防接種は? 水は? 万全の感染症対策で、海外旅行を「より楽しく」

予防接種は? 水は? 万全の感染症対策で、海外旅行を「より楽しく」

注意が必要な感染症について、感染経路や症状などを事前に調べておく

夏休みを利用して海外旅行を計画している人も多いことでしょう。旅行をより楽しむためには、普段の生活と同様「健康」が第一で、出かける前からの十分な準備が大切です。

まず、持病がある人は、そもそも海外旅行に出かけられる状態なのかを主治医とよく相談し、旅行が可能なら、旅行先での薬ののみ方や、症状悪化など、万一の場合の対処の仕方など、海外旅行での注意点をよく聞いておきましょう。

特に持病のない人も含めて大切なのが、感染症対策です。海外では、日本でほとんど見聞きすることのない病気が流行しているケースが珍しくありません。「厚生労働省検疫所FORTH」のWebサイト(参考用外部リンク参照)やガイドブックなどで、以下の点をよく調べて備えましょう。なお、同じ国や地域であっても、目的地(リゾート観光地、都市部、地方、森林・原野など)により注意すべき感染症が異なる場合があります。

●渡航予定の国・地域で流行している感染症を調べる際のポイント
流行中の感染症の主な症状/どうやってうつるのか/予防接種(予防のためのワクチン)はあるのか

予防接種は余裕をもって適切な時期に受け、必要な薬をそろえる

予防接種は必須のものと、自分で選択して受けるものがあります。渡航先や滞在期間、現地での行動予定、費用(健康保険が効きません)なども含めて、医療機関や保健所でよく相談して、「どのような予防接種を、いつ受けるか」を決めましょう。予防接種のなかには、免疫ができるまでに数週間かかったり、期間をあけて複数回の接種が必要なものもあるため、余裕をもって適切な時期に受けるようにしてください。

渡航日が近づいたら、目的地で流行している感染症や衛生環境、自身の普段の体調に合わせて薬などを準備します。整腸剤や頭痛薬、かぜ薬などだけでなく、蚊が媒介する感染症の恐れがあるなら防蚊グッズや防虫スプレーも用意しましょう。ただし、国や地域によっては持ち込めない薬があるため、確認しておきましょう。

もちろん、出発前から体調管理に気をつかい、食事や運動、睡眠などの生活習慣を整えておくことも重要です。

生水にかかわるすべてに気をつけ、蚊やダニを避け、犬や猫には触らない

渡航先で最も気をつけたいのは「水」です。生水を避け、自分で封を切ったミネラルウォーターや、自分でつくった湯冷ましを飲むようにします。衛生環境が整っていない場合、飲み水だけでなく、手洗いに使用する水や、氷入りの飲みものも要注意です。肉や魚はもちろん、野菜なども加熱したものを安全な食器で食べるようにしましょう。

また、蚊やダニ、ノミ、ハエなどはさまざまな感染症を媒介する恐れがあります。蚊などによる感染症に注意が必要な場合は、肌の露出を控える服装を含め、虫避け対策を徹底しましょう。野生の動物や鳥のほか、犬や猫などにも近づいたり触ったりしないでください。淡水の池や湖、河川には寄生虫などの危険があるため、むやみに水遊びをすることはやめましょう。

感染症対策は帰国後も大切です。帰国時にすでに体調不良の場合は、必ず検疫官に申し出て、帰国後も最低2週間ほどは体調の変化をチェックしてください。体調不良で特に気をつけたいのは、「発熱」「下痢・血便」「皮膚の異常(発疹・かゆみ・痛み)」などです。心当たりがある場合はすぐに受診し、渡航歴を伝えたうえで指示を受けてください。