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健康食品は薬局などに相談のうえ、安全に有効に使いましょう

健康食品は薬局などに相談のうえ、安全に有効に使いましょう

健康食品は、食事・運動・休養の質を高めるための補助的な「食品」

「健康のために」と、さまざまな健康食品を利用している人は多いことでしょう。健康食品には特定保健用食品(トクホ)や栄養機能食品、機能性表示食品といった、特定の機能の表示などが許可されている保健機能製品もありますが、不適切な使い方をしてしまうと、出費ばかりがかさんだり、さらには健康づくりとは程遠い事態になりかねません。

厚生労働省や消費者庁などは、本来、健康の維持・増進は「栄養バランスのとれた食事、適度な運動、十分な休養(睡眠)」によるもの、との立場から、健康食品で安易に栄養の偏りや生活習慣の乱れを解決しようとせず、「食事・運動・休養の質を高めるための補助的なもの」として健康食品を上手に利用することを呼び掛けています。

「トクホなどの健康食品を使っているのだから、何をどれだけ食べてもよいだろう」といったライフスタイルでは、健康食品の効果も期待できません。たとえば、脂肪がつきにくくなる健康食品を使うからといって、脂っこいものを食べ放題にしてしまわず、「せっかく健康食品を使うのだから、この機会に脂っこいものを控えよう」「健康食品を始めるのと一緒に、ウオーキングも始めよう」といった、プラス効果を上乗せする使い方がすすめられます。

医薬品代わりでの利用や医薬品との併用、過剰摂取、アレルギーなどに注意

また、健康食品はあくまで、医薬品ではなく「食品」であることから、「病気を治す」ために使わないことも重要です。医療機関での治療が必要な人が健康食品を医薬品のように使っていると、その間に、病気が進んでしまったり、治療開始が遅れることが懸念されます。

このほか、特に機能表示が認められていないサプリメント類などの「いわゆる健康食品」を利用する際の注意点として、厚生労働省などは次のようなポイントを挙げています。

  • 海外からの輸入品に注意(特にインターネットによる個人輸入)/医薬品と誤用しない(食品として宣伝しながら、薬の成分を含むものがある)
  • 錠剤やカプセル状の製品は、特定の栄養素の過剰摂取になりがちで、健康被害が起こることもある
  • 製品に含まれる成分などの安全性や有効性に関する情報は、自分で調べる
  • 健康食品に関して、知人・友人からの情報は正しいかどうか確かめる
  • 成分名、その含有量、製造者の問い合わせ先などが明記されているかを確認する
  • 一度に複数の健康食品を利用したり、自己判断で医薬品と併用しない
  • アレルギーに注意する(天然・自然とうたわれていても起こり得る)

(厚生労働省「健康食品の正しい利用法」、国立健康・栄養研究所「健康食品を利用する前に」、消費者庁「食品安全に関する情報サイト 健康食品」より作成)

「健康サポート薬局」や、かかりつけ薬局で相談を

このような健康食品の使い方の注意や、そもそも現状で健康食品が必要なのか、使うならどのような製品を選んだらよいのかなどを相談したいときは、薬局に相談するとよいでしょう。

なかでも「健康サポート薬局」は、厚生労働大臣が定めた一定の基準を満たしている薬局で、健康食品や普段の食事・栄養摂取などに関しても相談に応じてくれます(東京都であれば、東京都福祉保健局「東京都医療機関・薬局案内サービス」で、地域の健康サポート薬局が検索できます)。

健康食品を利用する場合は、薬局への相談も含め、必要性の有無や使い方をよく検討したうえで、安全に有効に使いましょう。