日本人の平均寿命は過去最高に。がんや生活習慣病の死亡率が低下

女性の平均寿命は3年連続で世界一を維持、男性も3位に上昇

先日(2015年7月30日)厚生労働省が発表した「平成26年簡易生命表」によると、日本人男性の平均寿命は80.50年、女性の平均寿命は86.83となりました。約60年前(1955年)の平均寿命と比べると、男女ともに20年近く延びていることになります。

さらに、前年(2013年)の平均寿命と比較して男性は0.29年、女性は0.22年上回り、主な年齢の平均余命(平均してあと何年生きられるかという期待値。0歳の平均余命=平均寿命)を見ても、男女とも全年齢において前年を上回っていました。

世界的に見ても、女性は香港、スペインを押さえて3年連続で長寿世界一となり、男性は香港、アイスランドに続いて第3位となっています。

 

がんや肺炎、心臓病、脳卒中による死亡率が改善

前年よりも平均寿命が延びた原因を、同統計では死亡状況によって分析しています。

その結果、男性はがんや肺炎、脳卒中による死亡が減ったこと、女性は心臓病(高血圧症を除く)や脳卒中、肺炎による死亡が減ったことが大きくかかわっていると考えられます。

とはいえ、それらの病気は日本人の主要な死因となっています。なかでも三大生活習慣病といわれる「がん・心臓病・脳卒中」の影響は大きく、それらの病気による死亡がなくなったと仮定した場合、0歳の平均余命は男性7.28年、女性6.02年も延びることがわかっています。

 

正しい生活習慣と健診受診で健康寿命延伸を

また、わが国では平均寿命の延びとともに、介護を必要とする人の数も増加していることから、健康寿命(健康上の問題で日常生活が制限されることのない期間)の延伸を目標としています。

健康寿命を延ばすためには、運動、適切な食生活、禁煙、健診・検診受診の4つが欠かせません。働きざかりのうちから、一人ひとりがこれらの取り組みを続け、生活習慣病の発症予防・重症化予防に努めましょう。