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台風や大雨の発生に備え、避難情報や適切な避難行動を把握しておきましょう

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ハザードマップで自宅や勤務地周辺の危険度や避難場所を確認しておく

今年(2016年)は、年前半の台風の発生が少なかったものの、8月後半以降に相次いで台風が発生しました。同時に複数の台風が日本に接近したり、異常な進路を辿るなど、想定外のケースが多くなっています。かつて日本に甚大な被害をもたらした3大台風といわれる室戸台風(1934年)、枕崎台風(1945年)、伊勢湾台風(1959年)は、いずれも9月後半に発生しています。今後も各地で注意が必要です。

大雨や台風による影響の大きさは、周辺の地形や道路の状況、家屋の立地条件などによって異なります。各自治体では、過去に発生した災害の被害状況から作成した「ハザードマップ」を作成しています。

浸水想定区域や浸水の深さ、避難場所などが掲載されているので、あらかじめ自宅や職場、学校・保育所などの周囲のハザードマップを確認しておきましょう。各自治体のホームページのほか、国土交通省の「ハザードマップポータルサイト」で閲覧することができます。

避難情報の種類を知っておき、すばやく適した対応をとることが大切

大雨や台風などの発生がわかったら、天気予報やスマホアプリなどで最新の情報を入手して、早めに対策をとるようにしましょう。気象庁で発表する防災気象情報には、「注意報」「警報」「特別警報」があり、それらが発表されると、各自治体ではハザードマップに基づいて、危険な区域の住民へ避難準備情報や避難勧告、避難指示の発令を検討します。

それらの避難情報は、広報車や防災無線で伝えられますが、風雨の音などで聞こえないこともあります。テレビやラジオ、スマートフォンの通知機能やアプリ、自治体のホームページやメールニュース、SNSなどでも伝達されるので、情報を入手してすばやく対応しましょう。

【各避難情報の種類と必要な対応】
 避難準備情報
  • ・要配慮者(※)など、避難に時間がかかる方は、避難を始めてください。また、周りの方は支援を始めてください。
  • ・通常の避難ができる方は、気象情報に注意し、家族との連絡や非常用持出品の用意など、避難準備を始めてください。
 避難勧告
  • ・通常の避難ができる方は、決められている避難場所などへの避難を始めてください。
 避難指示
  • ・避難中の方は、すぐに避難を完了してください。また、外が危険な場合は、自宅や近くの建物の2階などに避難し、屋内で安全を確保してください。
※要配慮者…高齢者、障害者、乳幼児その他の災害時特に配慮を要する者

出典:首相官邸ホームページ「防災の手引き~いろんな災害を知って備えよう」(一部抜粋)

状況に応じて適切な判断をし、安全に避難を

避難情報では区域ごとに避難場所が指定されていますが、そこまで行くのには危険が伴う場合もあります。自宅の2階や近くの高い建物、公園や親戚・友人の家などの安全な場所、近隣の高い建物に避難するほか、建物内の安全な場所(土砂から遠い部屋など)で待機することも避難行動にあたるので、無理をせず、状況に応じて判断しましょう。

また、避難前には次のような注意点を頭に入れておきましょう。

  • ・水辺を避ける
    急激な増水の恐れがあるため、橋の下での雨宿りはせず、水辺に近づかないようにしましょう。
  • ・地下街や地下駐車場には入らない
    出入口の階段や斜路から、水が大量に流れ込んでくる恐れがあります。大雨や台風の際には早めに地下から出て、避難通路には使わないようにしましょう。
  • ・ひざ下まで水が来る前に高所へ避難する
    浸水前に移動することが基本です。やむを得ず浸水が始まってから移動する場合、歩行可能な水位の目安は「ひざ下まで」といわれているので、早急に高いところへ避難しましょう。また、水位が低い場合でも、水の勢いが強いと動けなくなる恐れがあります。
  • ・自動車が浸水したらすぐに外へ
    車での避難は危険なので、特別な場合を除いて避けましょう。また、水深が30cmに達すると、エンジンが止まります。その後水深や流速が増すと脱出できないまま流されてしまう恐れがあるため、エンジンが止まったらすぐに自動車の外へ出ましょう。