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インフルエンザ流行が注意報レベルに。診断後は外出を控え、安静に

インフルエンザ流行が注意報レベルに。診断後は外出を控え、安静に

2017年第1週の患者数が81万人に

厚生労働省では、全国約5,000のインフルエンザ定点医療機関を受診した患者数を週ごとにまとめています。先週(2017年1月13日)の発表によると、2017年第1週(1月2日~8日)に今シーズン初めて全国的に注意報レベル(今後4週間以内に大きな流行が発生する可能性があるレベル)に達したことがわかりました。

同週に受診した全国のインフルエンザ患者数を推計すると81万人となり、前週の59万人よりも約4割増えています。

かぜ症状に加えて全身症状や高熱があれば、インフルエンザが疑われる

ふつうのかぜでは、のどの痛みや鼻汁、くしゃみ、咳などの症状が中心となり、発熱もさほど高くありません。インフルエンザにかかった場合は、ふつうのかぜと同様の症状のほかに、38度以上の発熱がみられたり、頭痛や関節痛、筋肉痛、全身のだるさなど、全身症状が比較的急速に現れることが多くあります。

そのような症状が出ているときや、最近、周囲にインフルエンザの発症者がいたなどの場合は、マスクの着用や手洗い、咳エチケットを忘れないようにし、医療機関を受診しましょう。医師が必要と判断した場合は、インフルエンザの検査が行われます。

インフルエンザの診断後は外出を控え、抗ウイルス薬は指示通りに服用

もしインフルエンザと診断されたら、安静にして休養をとり、水分を十分に補給しましょう。

インフルエンザウイルスは、一般的に発症前日から発症後3~7日間、鼻やのどから排出されるといわれています。解熱するにしたがって排出量は減少するとされていますが、できるだけ不要な外出は控え、マスク・手洗い・咳エチケットを欠かさないようにしましょう。

抗インフルエンザウイルス薬を処方されたときは、発症から48時間以内に服用を開始し、医師の指示通りに用量や期間を守って服用することが大切です。症状が出てから48時間以降経過してから服用を開始した場合には、十分な効果が期待できません。

また、家族が発症した場合は、家族全員がマスク・手洗いを励行して、家庭内感染を防ぎましょう。

特に高齢者や子どもは適切なケアで重症化を防ぎ、子どもの異常行動にも注意を

高齢者や免疫力が低下している人がインフルエンザにかかると、肺炎を起こして重症化しかねないので、特に注意が必要です。

また、子どもはまれに急性脳症を起こすことがあるほか、抗インフルエンザウイルス薬の使用にかかわらず、急に走り出す、部屋から飛び出そうとする、ウロウロと歩き回るなどの異常行動を起こすおそれがあります。少なくとも発症から2日間は、一人にしないようにして注意深く見守りましょう。