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海外旅行の帰国後、最低2週間は体調の変化に要注意!

海外旅行の帰国後、最低2週間は体調の変化に要注意!

全旅行者の数10%が、帰国後に体調不良を訴えるといわれている

連休中に海外旅行に行った人は多いことでしょうが、帰国後は体調チェックが重要です。帰国後に何らかの体調不良を訴える人は、全旅行者の数10%にも及ぶといわれており、旅行中にかかっていた感染症などを、帰国後に発症する人も少なくありません。

感染して数日後に症状が出る感染症もあれば、1週間以上経ってから発症するものもあるため、最低でも2週間は体調に気を配りましょう。感染症流行地域はもちろんのこと、発展途上国を旅行した場合などは特に注意が必要です。

主に発熱、下痢、皮膚異常に注意。重大な感染症の恐れも

厚生労働省検疫所FORTHのWebサイトでは、各国や地域別の感染症流行状況や、各感染症の詳細、渡航中あるいは帰国後の注意点などを掲載しています。また、東京都福祉保健局では、海外で注意すべき感染症とその対応策をまとめた「海外旅行者・帰国者のための感染症予防ガイド」を作成し、配布しています(リンク先からPDFファイルでダウンロード可能)。これから海外に出かける人も、帰ってきた人も、よく読んで健康管理に努めましょう。

それらのなかから、帰国後に特に注意が必要な症状について以下にまとめたので、参考にしてください。

●帰国後に特に注意したい症状

・発熱:感染症によるものが多く、自然におさまることもあるが、マラリアなど急速に進行して命にかかわる感染症の場合も。特にマラリアやデング熱の流行地域から帰国し発熱がみられるときは、速やかに受診を。

・下痢:帰国後も症状が長引く場合は、赤痢(せきり)や腸チフス、寄生虫による感染症の可能性がある。放置すると内臓に問題を起こす場合もあるため、速やかに受診を。

・皮膚の異常:皮膚に現れる発疹やかゆみ、痛みなどは、寄生虫やかびが体の一部分に感染して起こることもあるが、ウイルスや細菌による全身の感染症のことも。特に発熱を伴うときは後者の恐れがあるので、速やかに受診を。

受診前には医療機関へ電話連絡を。予防接種歴を確認しておくことも大切

上記のような症状があるときは、事前に医療機関に電話連絡して海外渡航歴を伝えたうえで、受診しましょう。受診時には、あらかじめ以下の情報を整理しておいて医師に伝えましょう。咳やくしゃみが出るときは、マスクを着用して、周囲への感染を予防することも忘れずに。そのほか不安な点があるときは、最寄りの保健所へ問い合わせましょう。

●受診時に医師に伝える情報(厚生労働省検疫所FORTHのWebサイトより)
旅行先、旅行期間、旅行の目的、旅行中の行動、宿泊先の状況(虫除け対策ができていたか)、旅行前の予防接種