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目がゴロゴロする、疲れる、見えにくい…ドライアイかもしれません

目がゴロゴロする、疲れる、見えにくい…ドライアイかもしれません

7月3日は「なみだの日」、ドライアイの新しい定義・診断基準が公表に

眼科専門医らによる組織であるドライアイ研究会は5月23日、今年から7(な)月3(み)日を「なみだの日」と制定したことを明らかにし、同時に2016年に改定されたドライアイの新しい診断基準についても解説しました。

涙には泣いたときにこぼれ落ちる涙のほかに、目の表面を覆って、ドライアイなどからいつも目を守っている、いわば「泣かない涙」もあります。ドライアイはさまざまな不快な症状を伴うだけでなく、視力低下を招く恐れもあります。

「なみだの日」は、このような目の健康と視力に大切な役割をもつ涙について、その重要性と正しい知識を社会に広く伝える活動の一環として制定されました。

目の表面を覆う涙の膜が安定していない状態がドライアイ

今回、10年ぶりに改定された新しいドライアイの定義は「さまざまな要因により、涙液(るいえき)層の安定性が低下する疾患であり、眼不快感や視機能異常を生じ、眼表面の障害を伴うことがある」というものです。

涙液層とは目の表面を覆っている涙の膜のことです。目を開けてしばらくすると、涙液層の一部が破壊され、まばたきによる涙で修復することを繰り返しています。「涙液層の安定性が低下」とは、目を開けてから涙液層が乱れるまでの時間が短くなった状態です。

また、後半の「眼表面の障害」、すなわち目の表面に傷がついていることについて、従来はドライアイの定義のなかで主要な要件の一つでしたが、今回、「伴うことがある」として補足的な扱いになりました。新たな診断基準でも、正常な涙液層でいられる時間が5秒もなく、ドライアイの症状(後述)が出ていれば、目の表面に傷がなくてもドライアイとして治療の対象にすることとなっています。

日ごろから目を酷使している人は、ドライアイのチェックを

たとえ涙が十分に出ていても、涙液層の安定性が低下してドライアイになっている可能性もあります。パソコンやスマートフォン、ゲーム機器などで目を酷使しがちな人は特に、下記の症状が続いていないかどうかチェックし、必要に応じ眼科を受診しましょう。

眼科では、涙液層の安定性の低下をみる検査を受けることができます。ドライアイと診断された場合は、涙液層の成分を補充する点眼薬治療を中心に行い、目を酷使する生活習慣も改善していくことになります。

【ドライアイが疑われる主な症状】

  • 目がゴロゴロ、シバシバする
  • 目が重い、疲れる
  • 白っぽい目やにが出る
  • 見るものがまぶしく感じる
  • 目が充血する
  • 朝、目が開けにくい
  • 目がかすむ、なんとなく見えにくい
  • 目がヒリヒリする、目の表面に痛みを感じる

(ドライアイ研究会のパンフレット「あなたのなみだチェック」をもとに作成)

ドライアイ研究会の「なみだの日」特設サイトでは、涙の働きのほか、涙不足でおこる目の不調、涙不足になる原因などの情報のほか、涙の健康度がわかる簡易チェックのコーナーもあるので、参考にしてください。