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インフルエンザかも? のときは、まずマスク。休養、水分補給を十分に

インフルエンザかも? のときは、まずマスク。休養、水分補給を十分に

全国的な流行期入り。ワクチン未接種者は早めに検討を

今月(2017年12月)上旬、厚生労働省が、全国的なインフルエンザの流行期に入ったことを発表しました。以来、患者数は増加傾向にあります。

今年度は特に、昨年度以前に比べてインフルエンザワクチンの供給が不足したため、シーズン前に接種したくてもできなかったという人も多いでしょう。インフルエンザワクチンは、感染や発症を100%防げるものではありませんが、発症をある程度予防する効果や、重症化を防ぐ効果があるとされています。今月下旬以降に新たにワクチンが供給される可能性があると発表されているため、接種できていない人は、早めの接種を検討しましょう。ワクチンの効果は、接種の約2週間後から、およそ5カ月間続くといわれています。

家族全員で咳エチケットを。軽いかぜ症状でもマスク・手洗いを欠かさずに

インフルエンザは、咳や鼻汁、のどの痛みなどのふつうのかぜ症状に加え、38度以上の高熱や頭痛、関節痛、筋肉痛、全身のだるさなどが比較的急速に現れるという特徴があります。それらの症状が現れたら、早めに医療機関を受診しましょう。

ただし、インフルエンザに感染していても軽い症状で済む人や、全く症状のない人もいます。この時期は、他の感染症を防ぐためにも、家族全員で「咳エチケット」(昨年記事参照)を心がけるようにしましょう。咳やくしゃみが出るときにはできるだけマスクをし、鼻をかんだり痰(たん)を包んだりしたティッシュはすぐに捨てましょう。

手のひらで咳やくしゃみを受け止めた際や、外出から帰った後、食事の前などは、石けんを使ってよく手を洗うことが大切。インフルエンザウイルスには、アルコール製剤による消毒も効果があるので、手洗い後はアルコール製剤を手指にすり込むのがおすすめです。

また、空気が乾燥しているとインフルエンザにかかりやすくなるため、加湿器などで室内の湿度を50~60%に保ちましょう。

インフルエンザの診断後は、休養をとり水分補給を。子どもは一人にしない

インフルエンザと診断されたら、安静にして十分な睡眠をとり、脱水を防ぐためにこまめに水分を補給します。咳やくしゃみなどが続いている間は、必ずマスクをし、できるだけ外出を控えて周囲にうつさないようにしましょう。乳幼児や高齢者は、インフルエンザ脳症や肺炎といった重い合併症にかかる危険があるので、それらへの注意も重要です。

なお、抗インフルエンザ薬を使うかどうかは、発症してからの時間や病状によるので、医師の判断に従い、処方された場合は決められた用法を守って服用します。

また、近年、子ども(小児・未成年者)がインフルエンザにかかった際の異常行動(急に走り出す、急に立ち上がって部屋から出ようとする、興奮して窓を開けてベランダに出ようとする、ウロウロと歩き回る、変なことを言い出して動き回るなど)が報告されています。抗インフルエンザ薬の種類や服用の有無にかかわらず、子どもがインフルエンザにかかったら、事故予防などのために次のことを守りましょう。

・診断を受けて治療が開始されたら、少なくとも2日間は一人きりにしない

・玄関やすべての部屋の窓を確実に(内鍵や補助鍵がある場合はそれらも使用して)施錠する

・一戸建ての場合はできるかぎり1階に寝かせる

・高層階に住む場合は、ベランダに面していない部屋や、窓に格子がある部屋で寝かせる