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インフルエンザ患者数は統計開始以降最多に。A・B型が同時に流行中

インフルエンザ患者数は統計開始以降最多に。A・B型が同時に流行中

1月第3週の患者数は約283万人。全国各地で警報レベルに

昨年(2017年)末以降、インフルエンザが猛威をふるっています。厚生労働省の発表によると、特に1月第3週(1月15~21日)の患者数は、前週よりも約65%増と急増し、約283万人に。さらに、今シーズンの累計患者数は837万人と推定され、統計を開始した1999年以降最多となりました。

東京都をはじめ、44都府県で警報レベル(1医療機関あたりの報告数30人以上)となっており、学級閉鎖・学年閉鎖となる学校も相次いでいます。入院患者も増えているので、一層の警戒と対策が必要といえます。

A・B型が同時に流行、両方に感染することも。予防接種済みでも要注意

インフルエンザには複数の型があり、国内では近年、A型2種類とB型が流行しています。厚生労働省によると、B型は例年では2月から増え始めますが、今年はペースが早まっており、AH1pdm09型とB型がほぼ同程度流行しているとのこと。今シーズンすでにインフルエンザにかかった人でも、別の型などにかかることもあるので、油断は禁物です。

インフルエンザの予防接種を受けていれば発症や重症化を予防することができますが、感染を100%防げるわけではありません。予防接種を受けていても、手洗い・うがいを習慣とし、人の多い場所に外出する際にはマスクを着用するようにしましょう。規則正しい生活習慣(十分に睡眠をとる、栄養バランスのよい食生活を心がける、適度な運動をする、ストレスをためすぎないなど)で免疫力を高めることも大切です。

インフルエンザにかかったら外出を控え、マスク・手洗い・水分補給を

インフルエンザは、感染後1~3日間の潜伏期間を経て、発熱(通常38度以上の高熱)や頭痛、関節痛、筋肉痛、全身のだるさなどが突然現れ、続いてふつうのかぜ症状(咳や鼻汁、のどの痛みなど)が現れて1週間ほどでよくなる、というのが典型的な症状です。B型では、腹痛や下痢などのいわゆる「おなかのかぜ」や感染性胃腸炎に似た症状が出ることも多いとされています。

体調不良の際には、まずは外出を控え、咳やくしゃみなどがあるときはマスクをして感染拡大を防ぎましょう。受診してインフルエンザと診断されると、一般的に、発症後48時間以内であれば抗インフルエンザ薬が処方されます。薬は指示されたとおりの用量・用法・期間を守って服用し、こまめな水分補給を行いながら、安静にして十分な休養をとることが大切です。なお、発症後3~7日間は鼻やのどからウイルスを排出するといわれているため、解熱後もできるだけ外出を控え、必ずマスクをするなどして周囲に配慮しましょう。

子どもの場合は、学校保健安全法により「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児にあっては、3日)を経過するまで」は原則として登園・登校できません(医師の判断によっては異なることもあります)。また、インフルエンザ脳症を伴ったり異常行動を起こしたりする危険があるので、療養中の子ども・未成年者は1人きりにせず、注意深く見守りましょう(厚生労働省「インフルエンザQ&A」のQ14、Q15参照)。