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子どもの身の回りの環境に注意し、対策を立てて事故から守ろう

子どもの身の回りの環境に注意し、対策を立てて事故から守ろう

大人の不注意から、重大な事故につながることがある

今月(2018年5月)21~27日は、「子どもの事故防止週間」。内閣府や警察庁、警視庁などさまざまな省庁が、インターネットやSNS、ポスターなどで、子どもの事故を防ぐための注意喚起を行っています。今年度のテーマとしては、外出する機会が増える夏期に向けて「『水の事故』と『幼児座席付き自転車の事故』に気をつけましょう」が掲げられていますが、外出時であっても屋内であっても、子どもの身の回りにはさまざまな事故の危険があります。

大人の不注意が招いたケースはもちろん、子どものちょっとした行動が重大な事故につながったケースも、頻繁に報道されています。周囲の大人は、子どもの身の回りの環境に注意を払い、あらかじめ危険な物を遠ざける、事故につながりにくい工夫をする、言葉がわかる年齢ならば言い聞かせるなどで、事故から子どもを守りましょう。

子どもの発達段階に応じて、起こりやすい事故が変化することに注意

子どもは発達とともにいろいろなことができるようになっていくため、年齢によって起こりやすい事故も変わってきます。主に次のような事故が起こりがちなので、あらかじめ知っておき、対策を立てましょう(詳しくは消費者庁の「子どもの事故防止ハンドブック」を参照してください)。

【子どもに起こりやすい事故】

●窒息・誤飲事故:窒息は乳児に起きやすく、就寝中の環境のほか、ブラインド・カーテンのひもなども危険。なんでも口に入れてしまう0~3歳くらいまでは、たばこや電池、磁石、医薬品、洗剤などの危険な物の誤飲や、おもちゃなどの小さな部品を口に入れて窒息しやすい。食事中の食べ物での誤飲は6歳くらいでも起こる。最近は、1歳児が小さな磁石のおもちゃを誤飲して手術に至ったケースや、4歳児がテレビ台の収納部分に長時間入って窒息死したケースなどがあった。

●水回りの事故:外出時は、海や川、ため池、排水構、プールなどで転落したり溺れたりすることが多い。屋内では浴室のほか、洗濯機でも起こりやすい。

●やけど事故:2歳くらいまでは、電化製品(電気ケトルやポット、炊飯器、暖房器具、加湿器など)や調理器具でやけどしやすい。2~6歳はライターやマッチでの火遊びが多くなる。

●転落・転倒事故:0~1歳くらいは、ベッドやいす、ソファ、階段や段差からの転落が多く、1歳を過ぎると、ベランダや窓からの転落が増える。抱っこひもやベビーカーからの転落も起こっている。2歳以上になると、公園などの遊具からの転落、ペダルなし二輪遊具やキックスケーターなどでの転倒といった、遊んでいる最中の事故が増える。服やかばんのひもが首に絡まって事故になるケースもある。

●挟む・切る・その他の事故:0~2歳では、刃物や先のとがった文具などでけがをしやすい。小さなおもちゃやお菓子などを鼻や耳に入れてしまう事故もある。3歳くらいまでは、テーブルなどの家具で顔や頭をぶつけたり、ドアや窓で手を挟んだり、歯ブラシや箸・フォークで喉を突いたりする事故も多い。ドラム式洗濯機では、6歳くらいの子どもでも入り込んで窒息する事故がある。エレベーターやエスカレーター、機械式立体駐車場でも事故が起こりやすい。

万が一に備えて、事故発生時の対応に関する情報も入手しておく

上記のような、子どもの年齢に応じた危険な箇所をチェックしておくことや、危険が予測される条件下では必ず大人がそばにいて見守ることが大切です。しかし、常に大人が目を離さずにいることは難しいうえ、子どもは予期しない動きをすることが多いものです。事故を100%防ぐことは不可能であることを心得て、万が一事故が起きてしまったときの応急手当、相談先などの情報も手に入れておきましょう。

当記事の「参考用外部リンク」に掲載したWebサイトには、起こりやすい事故への対策や相談先、応急手当など、子どもの事故防止に関するさまざまな情報がまとめられているので、ぜひ参考にしてください。