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梅雨どきでも、室内にいても熱中症に! 水分補給を欠かさずに

梅雨どきでも、室内にいても熱中症に! 水分補給を欠かさずに

体が暑さに慣れていないため、急に気温が上がった日や湿度が高い日は要注意

今年(2018年)は、5月下旬に平年よりやや早く、九州地方の梅雨入りが発表されました。これから全国的に梅雨を迎えると、やや気温が下がり、屋内で過ごす機会が増えることが予想されますが、梅雨どきであっても熱中症への注意は必要です。

この時季は体がまだ暑さに慣れていないため、特に、梅雨の晴れ間で気温が上がった日や、暑くなくても湿度が高い日などは熱中症の危険が高まります。

熱中症の起こりやすさを予測する指標として、気温、湿度、日射・輻射(ふくしゃ)、風の要素を積極的に取り入れた「暑さ指数(WBGT: Wet-bulb Globe Temperature:湿球黒球温度)」というものがあり、環境省の「熱中症予防サイト」にて、地域ごとに実測値や予測値が公開されています。参考にして、夏本番を迎える前から熱中症に備えましょう。

高齢者や子ども、持病のある人などは高リスク

総務省消防庁の資料によると、熱中症による救急搬送者の内訳(2012~17年合計)では、高齢者が半数近くを占め、乳幼児(生後28日以上~7歳未満)と少年(7歳以上~18歳未満)が1割以上を占めています。

高齢者は、暑さやのどの渇きを感じにくい、汗をかきにくいなど、体温を下げるための体の反応が弱まっているため、熱中症を起こしやすくなります。暑いと感じなくても、室温や湿度が高いときはエアコンや扇風機などを利用すること、定期的に水分を補給すること、1日1回は汗をかく運動をすることが勧められます。周囲の人も、高齢者のようすの変化に注意しましょう。

子どもは体温調節機能が発達しきっていないため、保護者が顔色や汗のかき方などをチェックし、こまめに水分補給や休憩をとらせましょう。また、子どもは身長が低く地面からの熱の影響を受けやすいため、外出時には熱のこもりやすい服装を避け、帽子をかぶらせましょう。

環境省の「熱中症環境保健マニュアル2018」では、高齢者・乳幼児のほかに以下のような人や行動が熱中症になりやすいとされています。

・脱水状態にある人 ・体に障害のある人 ・肥満の人 ・過度の衣服を着ている人 ・普段から運動をしていない人 ・暑さに慣れていない人 ・病気の人、体調の悪い人

住居で熱中症を起こした人が最多。こまめに室温・湿度の確認を

なお、室内では熱中症になりにくいと考えがちですが、前述の熱中症による救急搬送者の内訳を発生場所別にみると、「住居」で起こした人が4割と、最多になっています。室内では温湿度計を置いて時折チェックし、水分補給を欠かさないようにしましょう。

また、屋内で作業や運動をする人は、栄養バランスのよい食事や十分な睡眠で体力づくりをしておくこと、汗をかいたら水分だけでなく塩分も補給すること、無理せず適度に休憩をとることも大切です。