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食欲の秋! 外食などは「スマートミール」を選んでヘルシーに

食欲の秋! 外食などは「スマートミール」を選んでヘルシーに

スマートミール=「主食・主菜・副菜」の揃った栄養バランスのよい食事

食生活を改善したいと思っていても、外食や中食(なかしょく・市販の弁当や惣菜を購入して家庭や職場などで食べること)ばかりではなかなか難しい……。そんな人にとって、店やメニューを選ぶ際の参考になるのが「健康な食事(スマートミール)・食環境」認証制度です。

これは、健康寿命の延伸の実現のため、日本栄養改善学会・日本給食経営管理学会が中心となって始めた事業で、栄養バランスのとれた食事がとりやすい食環境整備の推進をめざすものです。

この制度では、主食・主菜・副菜が揃っており、特定の基準を満たした食事を「スマートミール」として認証。さらに、スマートミールを提供し、食べる人の健康増進に資する環境を提供する施設を「健康な食事・食環境」のある施設として認証しています。

スマートミールは、1食当たりのエネルギー量により「ちゃんと」「しっかり」の2種類に分けられており、下記のような基準が設定されています。

●スマートミールの認証基準

1. エネルギー量 「ちゃんと」1食当たり450~650 kcal未満
「しっかり」1食当たり650~850 kcal
2. 料理の組み合わせの目安 ①「主食+主菜+副菜」パターン
②「主食+副食(主菜、副菜)」パターン
3. PFCバランス
(たんぱく質、脂質、炭水化物のバランス)
食事摂取基準2015年版に示された、18歳以上のエネルギー産生栄養素バランス(PFC%E; たんぱく質13~20%E, 脂質20~30%E, 炭水化物50~65%E)の範囲内
4. 食塩相当量 「ちゃんと」3.0g未満
「しっかり」3.5g未満
5. 牛乳・乳製品、果物 基準を設定しないが、適宜取り入れることが望ましい(取り入れた場合は、エネルギー量、PFCバランス、食塩相当量の基準の範囲内に)。
6. その他 特定の保健の用途に資することを目的とした食品や素材を使用しないこと。

(「健康な食事・食環境」認証制度ホームページより作成)

第1回はファストフード店を含む外食25件、コンビニを含む中食11件が認証

また、「健康な食事・食環境」については、科学的根拠に基づいた必須7項目、オプション18項目からなる認証基準が設けられています。必須項目の「スマートミールの情報を提供している」「スマートミールを説明できる人がいる(中食店は問い合わせ窓口がある)」「店内禁煙である(外食店のみ)」などをすべて満たせば星1つ。さらにオプション5項目以上を満たせば星2つ、オプション10項目以上を満たせば星3つといった認証が得られます。

今年(2018年)8月の第1回認証事業者として、外食部門 25件、中食部門 11件、給食部門 34件の計68件が認証を受け、なかには全国にチェーン展開をしているコンビニエンスストアやファストフード店も含まれていました(参考用外部リンク参照)。また、給食部門ではさまざまな企業の社員食堂が認証されています。今年度は2019年2~3月に第2回認証事業者が決定予定であり、さらに増えることが期待されます。

スマートミールを利用して、気軽に日々の食生活の改善を

厚生労働省の「健康日本21(第二次)」中間報告書では、主食・主菜・副菜を組み合わせた食事に関する状況は悪化しており、特に20~30代がそのような食事を食べていないことが課題、とされています。

外食や中食を利用する際には、スマートミール認証に着目し、栄養バランスのとれた食事を選ぶようにしましょう。また、スマートミール認証を得ていなくても、職場の食堂では健康に配慮したメニューが提供されていることが多いため、職場内に食堂がある場合は利用することをおすすめします。