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日常活動量アップエクササイズ 会社編

日常活動量アップエクササイズ 会社編

昨今のコロナ禍の影響により、在宅勤務の増加や外出自粛により、運動不足やいわゆる「コロナ太り」に悩んでいる人が増えています。健康経営を考えるうえで、従業員の運動不足対策は急務の課題です。

特に、運動があまり得意でない人や慣れていない人に、運動習慣を持ってもらうことは難しいもの。そこで、全5回にわたり、日常生活の中で簡単に行える「日常活動量アップエクササイズ」をご紹介します。

今回取り上げるのは、就業前後や休み時間などのスキマ時間に手軽に取り組める、3つのストレッチです。

出社後にむくみをとる ふくらはぎストレッチ

  1. 壁や柱に向かって立ち、できるだけ壁に近いところに右足のかかとを置き、つま先を上げて壁につけましょう。
  2. 膝を伸ばし、体全体を壁に近づける。ふくらはぎの伸びを感じつつ、呼吸をしながら30秒キープ。
  3. 1~2の動作を左右2回ずつ繰り返しましょう。

昼休み中に腰痛予防 お尻・腰ストレッチ

  1. イスに浅く座り、右足の外側のくるぶしを左膝にのせ、右膝を手で下に向けて押します。
  2. 上半身を前方に倒して、呼吸をしながら30秒キープ。
  3. 1~2の動作を左右2回ずつ繰り返します。

終業後に体のゆがみを解消 脇腹・背中まわりストレッチ

  1. イスに浅く座って右脚を外側に開き、つま先を立てます。両手を上げ、左手首を右手でつかみます。
  2. 右手で左手を右に引っ張りながら、体を右側に倒して、呼吸をしながら30秒キープ。
  3. 1~2の動作を左右2回ずつ繰り返します。

奥原 剛 先生

指導・モデル 清水 忍 先生 ((株)INSTRUCTIONS代表、トレーニングジムIPFヘッドトレーナー、健康運動指導士)
1967年、群馬県生まれ。大手フィットネスクラブ勤務後、スポーツトレーナー養成学校講師を経て独立。「根拠」「理解」「動機」の全てを満たした指導にはスポーツ業界関係者からも信頼が厚く、メジャーリーガー・菊池雄星投手らプロアスリートのパーソナルトレーナーとして絶大な人気を誇る。また、2016年より若手トレーナーのレベルアップを目指すゼミ「清水塾」を主宰するなど、後進の育成にも力を注いでいる。テレビ、雑誌等多くのメディアで活躍中。著書に『ロジカル筋トレ 超合理的に体を変える』(幻冬舎新書)ほか監修多数。全米スポーツ医学会認定運動生理学士(ACSM/EP-C)、NESTA JAPANエリアマネージャー。