文字サイズ

日常活動量アップエクササイズ フラミンゴ・手足逆前後ジャンプ

日常活動量アップエクササイズ フラミンゴ・手足逆前後ジャンプ

在宅勤務の増加などにより、運動不足に悩む人が増えています。健康経営を考えるうえで、従業員の運動不足対策は急務の課題です。

当コーナーでは、日常生活の中で簡単に行える「日常活動量アップエクササイズ」をご紹介します。

今回取り上げるのは、フラミンゴと手足逆前後ジャンプです。筋肉への負担はそれほど大きくないので、日常生活にどんどん取り入れ、1日に何度もチャレンジしてみましょう。

フラミンゴ

  1. 片足で立ち、反対の足を少し後ろに引き、両手を下に伸ばします。背筋を伸ばしたまま、手の指先が床に着くまでゆっくりと体を前に倒していきます(立ち足の膝は曲がってもOK。上げている足は、少し後方に持ち上げます)。
  2. 背筋を伸ばしたまま、ゆっくりと起き上がり、元の姿勢まで戻ります。8秒かけて体を前に倒し、8秒かけて起き上がります。これを5回続けます。
  3. 5回出来たら、反対の足で立って5回行います(立ち足のバランスを崩したら、もう一度最初からやり直しましょう)。

※転んでケガをしないように、広い場所で行いましょう。

●アドバイス
立ち足のお尻と脚部裏の筋力を向上させることで、ダイナミックな歩きができるようになります。

手足逆前後ジャンプ

  1. 床に適当な線を引き、その5cmほど後方につま先をそろえて立ち、ひじを前に構えます。ひじを後ろに引きながら、軽くジャンプをして線の5cmほど前方にかかとが位置するように着地します。
  2. 次はひじを前に出しながら、後方に軽くジャンプをしてつま先が線の5cmほど後方に位置するように着地します。縄跳びのような一定のリズムで5往復します。

●アドバイス
手と足を逆方向に動かすことが意外に難しいので、脳の活性化につながります。日常生活でも機敏に動けるようになります。

奥原 剛 先生

指導・モデル 清水 忍 先生 ((株)INSTRUCTIONS代表、トレーニングジムIPFヘッドトレーナー、健康運動指導士)
1967年、群馬県生まれ。大手フィットネスクラブ勤務後、スポーツトレーナー養成学校講師を経て独立。「根拠」「理解」「動機」の全てを満たした指導にはスポーツ業界関係者からも信頼が厚く、メジャーリーガー・菊池雄星投手らプロアスリートのパーソナルトレーナーとして絶大な人気を誇る。また、2016年より若手トレーナーのレベルアップを目指すゼミ「清水塾」を主宰するなど、後進の育成にも力を注いでいる。テレビ、雑誌等多くのメディアで活躍中。著書に『ロジカル筋トレ 超合理的に体を変える』(幻冬舎新書)ほか監修多数。全米スポーツ医学会認定運動生理学士(ACSM/EP-C)、NESTA JAPANエリアマネージャー。