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いよいよ特定健診スタート!-ドキドキの身体計測

食事を減らしているのに太る……栄養不足のせいかもしれません

身体計測の結果から内臓脂肪型肥満のリスクを判定

メタボリックシンドロームの大きな要因は、内臓脂肪の蓄積です。そこで、身長、体重からBMI(肥満度を示す体格指数)の値を求め、腹囲と併せて内臓脂肪型肥満になっていないかを調べます。

BMIは、体重(kg)÷ 身長(m)÷ 身長(m)の式で算出されます。

BMIによる肥満度判定(成人)
指標 判定
18.5未満 低体重(やせ型)
18.5~25未満 普通体重
25~30未満 肥満(1度)
30~35未満 肥満(2度)
35~40未満 肥満(3度)
40以上 肥満(4度)
(日本肥満学会「肥満症診断基準2011」より引用)

内臓脂肪蓄積のリスクがあると判定される腹囲は、男性が85cm以上、女性が90cm以上です*2。また、腹囲がこれらの数値より低い人でも、BMIが25以上ならばリスクありと判定されます。

カルテを受け取って計測室を出た協子さんは、身体計測の結果を確認して少々がっかりしました。

身長 158.0cm
体重 57.6kg
BMI 23.1
腹囲 76cm

『最近、ちゃんと量ってなかったけど、若いころより5kg以上体重が増えてるわ。BMIは正常範囲内とはいえ、思ったより腹囲もあるし……どうりで、前に買ったジーンズがはけないわけね』

やはり運動不足や間食がいけなかったと反省しつつ、係の女性に呼ばれて、協子さんは次の検査へと向かいます。健診はまだ始まったばかりです。

*2 男性は皮下脂肪をためにくく内臓脂肪をためやすいので、腹囲基準は男性のほうが厳しく、皮下脂肪が多い女性の腹囲基準は緩めになっています。

津下 一代 先生

監修者 津下 一代 先生 (あいち健康の森健康科学総合センター センター長兼 あいち介護予防支援センター センター長)
昭和58年名古屋大学医学部医学科卒業後、国立名古屋病院内科(内分泌代謝科)、名古屋大学第一内科での臨床・研究活動を経て、平成4年愛知県総合保健センターに勤務。12年あいち健康の森健康科学総合センター、22年より同あいち介護予防支援センター センター長兼務、23年より現職。
厚生労働省における「健康日本21」、「健診・保健指導プログラム」の各委員会や日本健康会議に携わる。