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たばこを吸わなくても、肺がん検診は受けましょう

たばこを吸わなくても、肺がん検診は受けましょう

肺がんの症状はかぜと区別がつきにくい

日本人のがんによる死亡者数のトップが肺がんです。女性よりも男性に多く、男性が肺がんにかかる確率は女性の2倍、死亡者数は2.5倍となっています(厚生労働省「平成27年人口動態統計」)。

肺がんが進行すると現れる症状には、長引くせきや痰、胸の痛み、息切れなどがありますが、かぜなどほかの呼吸器の病気と症状の区別がつきにくいものです。また、初期には症状が現れないことが多いので、早期発見のためには定期的に検診を受けることが大切です。

がん検診のなかでも、肺がん検診は男女ともに最も受診率が高いのですが、それでも男性47.5%、女性37.4%と半数にも届いていません(厚生労働省「平成25年国民生活基礎調査」)。40歳を過ぎたら、年に1回の肺がん検診を受けましょう。
ただ、大腸がんや乳がんなどと比べて、X線検査で発見した時には進行していることが少なくありません。肺がん予防のためには禁煙が一番。受動喫煙の害から家族や周囲の人の健康を守るためにも、禁煙することをおすすめします。

津下 一代 先生

監修者 津下 一代 先生 (あいち健康の森健康科学総合センター センター長兼 あいち介護予防支援センター センター長)
昭和58年名古屋大学医学部医学科卒業後、国立名古屋病院内科(内分泌代謝科)、名古屋大学第一内科での臨床・研究活動を経て、平成4年愛知県総合保健センターに勤務。12年あいち健康の森健康科学総合センター、22年より同あいち介護予防支援センター センター長兼務、23年より現職。
厚生労働省における「健康日本21」、「健診・保健指導プログラム」の各委員会や日本健康会議に携わる。