カラダに効く旬の食材
9月6日配信
連載第6回 さんま……生活習慣病予防の強い味方。旬のさんまで夏の疲れをとろう |
【監修】 小池澄子 先生 管理栄養士、料理研究家
主な栄養成分
たんぱく質 / カリウム / カルシウム / 鉄 / ビタミンA / ビタミンB2 / ビタミンB12 / ナイアシン / ビタミンD / ビタミンE
その他の有効成分
EPA(エイコサペンタエン酸)/ DHA(ドコサヘキサエン酸)/ タウリン

さんまの効用
血液をサラサラにし、認知症予防や視力低下予防にも効果があります
さんまに豊富なEPAやDHAは、血液をサラサラにして心筋梗塞や脳卒中などを防ぐとされ、特に旬のさんまにはたっぷり含まれます。DHAは人間の脳や目の網膜にも多く含まれており、脳の老化や認知症予防、視力低下予防などにも効果が期待されています。造血作用があり、貧血予防に役立ちます
さんまはビタミン類を多く含みますが、中でもビタミンB12はほかの魚に比べても大変豊富です。ビタミンB12は増血作用があるので、貧血気味の女性や成長期の子どももたくさん食べたい食材です。貧血予防に欠かせない鉄も多く含まれます。口内炎や口角炎を予防します
さんまの血合いや皮には、不足すると口内炎・口角炎を起こしやすいとされるビタミンB2が多く含まれています。また、豊富なビタミンAも粘膜や皮膚の健康維持に役立ちます。疲労回復に役立ちます
さんまのほろ苦い内臓にはビタミンA、疲労回復に役立つビタミンB1・B2・Cやナイアシンなどが豊富です。新鮮なものをまるごと調理して食べましょう。タウリンにも疲労回復効果や、肝機能を高める働きがあります。![]() |
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【監修】 小池澄子 先生 女子栄養大学生涯学習講師ほか、複数の大学で非常勤講師を勤める。食と自然と人を結ぶネットワーク有限会社カナ代表。企業やクリニックで健康管理に関わり、保育園や地域で子育て支援、栄養相談、離乳食教室、講演など行っている。栄養、料理、農場を通じて心と体と社会の健康を高める情報やレシピを提供し、“命を繋げてゆく食”を柱に食育活動展開中。著書に『簡単でおいしいおやつ』(かもがわ出版)、『おいしい山歩き』(大月書店)、『ステップアップ離乳食』(学習研究社)、『初めての離乳食』(ベネッセコーポレーション)、『黒豆健康生活』(青春出版)など多数。 |