カラダに効く旬の食材
3月7日配信
連載第12回 さわら……春を告げる魚、さわらで生活習慣病を予防しよう |
【監修】 小池澄子 先生 管理栄養士、料理研究家
主な栄養成分
たんぱく質 / ビタミンB2 / ナイアシン / カリウム
その他の有効成分
EPA(エイコサペンタエン酸) / DHA(ドコサヘキサエン酸)

さわらの効用
血液をサラサラにし、脳の健康に役立ちます
旬の時期のさわらは脂肪含有量が10%にもなります。さわらは、青背の魚であるさばの仲間で、脂肪分はさばよりも低く、EPA、DHAはさばとほぼ同等に含んでいます。EPA、DHAは、血液中のコレステロールや中性脂肪を減らし、心筋梗塞や脳卒中などを防ぐとされます。特にDHAは脳の神経細胞を活性化させ、脳の老化や認知症の予防に役立つと言われています。高血圧予防に役立ちます
さわら一切れ(100g)のカリウム含有量は約490mgで、魚の中ではトップクラスです。カリウムには血圧を下げる効果が認められています。![]() |
|
![]() |
![]() |
![]() |
【監修】 小池澄子 先生 女子栄養大学生涯学習講師ほか、複数の大学で非常勤講師を勤める。食と自然と人を結ぶネットワーク有限会社カナ代表。企業やクリニックで健康管理に関わり、保育園や地域で子育て支援、栄養相談、離乳食教室、講演など行っている。栄養、料理、農場を通じて心と体と社会の健康を高める情報やレシピを提供し、“命を繋げてゆく食”を柱に食育活動展開中。著書に『簡単でおいしいおやつ』(かもがわ出版)、『おいしい山歩き』(大月書店)、『ステップアップ離乳食』(学習研究社)、『初めての離乳食』(ベネッセコーポレーション)、『黒豆健康生活』(青春出版)など多数。 |