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ジェネリック医薬品は、短期間、試してみることもできる

ジェネリック医薬品は、短期間、試してみることもできる

長期的に使う薬ではとくに節約効果が大きいジェネリック医薬品

 「先発医薬品」(新薬)の特許期限が切れたあと、先発医薬品とほぼ同じ有効成分を用いてつくられる「ジェネリック医薬品」。5月にも紹介しましたが、先発医薬品と効き目はほぼ同等ながら価格が2から7割程度安いため、ジェネリック医薬品を用いることで、薬代の節約につながります。
 高血圧や脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病や花粉症の薬などをはじめ、長期的に用いる必要のある薬の場合、とくに節約効果が高くなります。病院で処方せんをもらって薬局で調剤してもらう場合、処方せんの「ジェネリック医薬品へ変更不可」の欄に医師のチェックがなければ、薬剤師に申し出ればジェネリック医薬品に変更してもらえます(ただし、まだジェネリックがない薬もあり、その場合は変更できないことになります)。

ジェネリックに替えるのが不安なら、お試し調剤も利用できる

 長期間用いる必要のある薬の場合、いきなりジェネリック医薬品に替えるのが不安なこともあるでしょう。そんなとき、「お試し調剤」の制度が利用できます。お試し調剤とは、処方された日数分のうち、最初に短期間だけジェネリック医薬品を処方してもらい、服用して問題なければ、残りの分もジェネリック医薬品にしてもらうというしくみです。利用したい場合は、調剤薬局に処方せんを出すとき薬剤師に申し出ましょう。短期間、服用して合わないようなら、変更前の先発医薬品に戻すこともできます。
 お試し調剤では、2度目の調剤時、薬代に上乗せ料金がかかりますが、納得してジェネリック医薬品に切り替えることができます。詳細は薬剤師に相談しましょう。


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