第12回 本島彩帆里さん
- 住 吉
- 住吉美紀がお届けしています、TOKYO FM「Blue Ocean」。今日の「Blue Ocean Professional supported by 協会けんぽ 健康サポート」のゲストは、ダイエット美容家の本島彩帆里さんです。
- 本 島
- どうぞよろしくお願いいたします。
- 住 吉
- 本島さんは、なんと1年3ヶ月で20kgのダイエットに成功された、ダイエット経験者でいらっしゃるそうですね。全くそんな風に見えないんですが、プラス20kgもあったんですか?
- 本 島
- ありました。産前もプラス10kgはずっとありました。
- 住 吉
- その経験やノウハウを『やせる ♯ほめぐせ』という著書にまとめていらっしゃいます。今日はその中から具体的に教えていただきますが、前半のキーワードは“リトルさおり”と“自分ファースト”です。まず“リトルさおり”とは何でしょうか?
- 本 島
- 以前太っていたとき、自分のことがすごく大嫌いだったんですが、そのときに職場のカウンセラーさんに、「いつも暴食してしまったり、辛いときに自分をコントロールできなくなってしまう」ということを相談してみたんです。そしたら、「コントロールできなくて普通なんだよ。そのコントロールできない自分は、何歳ぐらいだと思う?」と聞かれて、「3歳ぐらいだな」と。言うことが伝わらなくて、欲しいままに全部食べてしまうので。そのとき、“リトルさおり”に初めて出会いました。
- 住 吉
- その3歳のコントロールできない自分が“リトルさおり”?
- 本 島
- そうなんです。
- 住 吉
- そのリトルさおりと出会ったことで、何か変わりましたか?
- 本 島
- そのリトルさおりと仲良く上手く付き合っていくようにダイエットし始めました。今までは「我慢しなきゃ…我慢しなきゃ…」と思っていて、リトルさおりが「甘いものを食べたいよー」と言っても無視していたんです。でもリトルさおりの存在を知ってからは、(リトルさおりが)「チョコを食べたい!」と言っていたら、その声を聞いて、「チョコを食べたいのか。でもダイエット中だから、カカオのパーセンテージが高いチョコにしようか」と相談しながら、少しずつ選ぶものを変えていきました。
- 住 吉
- 自分の中に、大人の“ビッグさおり”と子供の“リトルさおり”がいて、その2人がいつも会話しているんですね。
- 本 島
- そうです、そうです! そうすることで「頑張りすぎて、リトルさおりに我慢ばかりさせなくてもいいんだ」ということがわかりました。。
- 住 吉
- 時々、リトルさおりを甘やかしたり?
- 本 島
- はい。(リトルさおりが)「甘いものを食べたい」と言ったときは、ダイエットに良いものを選びながら、甘いものも食べたり…そういうことをゆるゆると習慣として続けて、変わっていきました。
- 住 吉
- 面白い! 今、痩せたご自身の中のリトルさおりは何を叫んでくるんですか?
- 本 島
- 「疲れたから休みたい!」とか(笑)
- 住 吉
- ははは(笑) そしたら、「これだけしたら寝ていいよ」と答えたり?
- 本 島
- そうです! 上手!(笑) そういう声かけをいちいちしてあげることがすごく大事です。
- 住 吉
- そして、もう一つのキーワードが“自分ファースト”。これは何ですか?
- 本 島
- 女性は、周りの声に合わせてしまうことが結構多くて。例えば、彼氏からの「もっと痩せた方がいいよ」、女友達からの「痩せなくていいよ」という周りの声を優先していると、“他人ファースト”になってしまうんですよ。でも、ダイエットをしたいのは自分で、どんな自分になりたいのか、きちんと自分の声を聞けるようになるということが“自分ファースト”です。私も昔は他人ファーストだったんです。いつも、彼氏の“いてほしい彼女”でいる。「こういう服でこういう髪型の女の子が好き」と言われたら、自分の着たい服とは違っても、それにばかり合わせようとしていました。
- 住 吉
- では、自分ファーストになったのは、ダイエットだけでなく、ファッションも全部?
- 本 島
- そうです。
- 住 吉
- (自分ファーストになって)パートナーはどういう反応でしたか?
- 本 島
- パートナーは尊重してくれるようになりました。
- 住 吉
- 逃げていかなかったんですね?
- 本 島
- 自分が(一緒にいて)しんどくなる人は離れていって、自分を大事にしてくれる人しか寄ってこなくなりました。