第18回 高山都さん
- 住 吉
- 健康のために続けているのが、“お弁当作り”?
- 高 山
- そうなんです。
- 住 吉
- 健康なものをお弁当に詰めているということですか?
- 高 山
- そうですね。バランスよく、野菜とタンパク質と炭水化物、お肉やお魚を、自分のお弁当箱をパレットみたいに使って、色とりどりの野菜と一緒に綺麗に詰めると、それだけで見た目からハッピーになれるし、塩分や油分を調節できるし、一食ちゃんと食べたという気持ちになるので、間食しなくなるんです。
- 住 吉
- お仕事の現場にもお弁当を持っていくんですか?
- 高 山
- 持っていくときもありますし、家で一人で食べるときもあります。
- 住 吉
- 家で食べるときもお弁当にするんですか?
- 高 山
- はい。Instagramに毎日アップしているんですよ。それが自分のモチベーションアップにも繋がるので、(お弁当を)作ることが多いです。
- 住 吉
- (お弁当だと)全部が目の前に見えるから、バランスが良いかの確認もしやすいですね。
- 高 山
- そうなんですよ。ご飯の量もちゃんと考えて入れられます。
- 住 吉
- 定量だから、「今日はこれでお腹がいっぱいになった」「今日は足りない気がする」という、自分の体調の変化も感じられそうですね。
あと…自慢に思っていることは“打たれ強いメンタル”? - 高 山
- そうなんです。マラソンをやっているせいか、メンタルが強靭みたいで(笑) 例えばマラソンだと、30km地点がすごく辛いんです。足も痛いし、感覚もないし、全身痛いんですけど、メンタルだけで走れるし、人の応援を全部パワーに変えられます。
- 住 吉
- 普段の生活でも落ち込みにくいんですか?
- 高 山
- 落ち込みにくいです。例えば生放送で失敗しても、その日はすごく落ち込むんですけど、切り替えて前に進むしかないなと思って、「次は絶対やらないぞ!」と切り替えます。
- 住 吉
- では、例えば人間関係の悩みも大丈夫?
- 高 山
- 人間関係もあまりウジウジしないですね。ウジウジすると良い気が漂わない気がするので、「この人は好き」「この人は嫌い」とスパッと(笑) 「こんなに上手くいかないんだったら、相性が合わないんだ!」と思って切り替えます。
- 住 吉
- 素敵! 気持ちいいですね。
そして…30代は“自分の好きなことを濃くしていく”ということですが、これはどういうことですか? - 高 山
- 20代の頃は、何となくやっていることが多かったんですけど、30代になって、自分の好きなことはこれだというものを少しずつ見つけていって。例えばお弁当作りもランニングも、好きなことだったら毎日続けられる、ポジティブに向き合えるという姿勢にしたら、それがどんどん濃くなって楽しくなっていたので、そういうことを増やしていけたらなと。
- 住 吉
- ちなみに、ご本にもあるんですが、30代になって、メイクやライフスタイルなど、20代と同じ生活じゃなくなったと。だいぶ変わりましたか?
- 高 山
- すごく変わりました。30代はもう少し、いらないもの、色んな荷物を落としてみようと思って。20代はデコラティブ(装飾的)にしがちだとか、周りにこう見られたいとか、肩の力がギュッと入って、歯を食いしばっていたイメージなんですけど、30代はそういうのはいらないなと。シワができてきたり、抜け毛があったり、悩みは増えるんですけど、そこもチャーミングな魅力に変えていけるのが30代なんじゃないのかなと思っていて。
- 住 吉
- そう変わったのには、何かきっかけがあったんですか?
- 高 山
- 20代このままじゃ、絶対私の30代は終わる、と思って。それでランニングを始めたらメンタルも変わってきて、「もっとシンプルで良いんだ」と思いました。もっと毎日楽しんだり、自由に時間を使ってみれば、もっともっと変われるなと。そこからですね。
- 住 吉
- リスナーの皆さんからも、今日のメッセージテーマである「30代についてのポエム」がたくさん来ています。まず、千葉県のRN ほうれんそうさんは「『30代。20代と思い込め』。“30代なんだ…”と思うと老けていくから、なるべく“20代、20代!”と思って生活している」ということなんですが、これはどうですか?
- 高 山
- 20代の子と並んでも負けないポジティブさとか、20代にここは負けちゃうけど笑顔だけは負けないぞ、人生の経験値では負けないぞとか、そういうことはすごく良いなと思うので、20代と思い込むのは良いと思います。
- 住 吉
- あと、千葉県のRN ちゃんゆりさんからは「『独身の私は気づけばどこへも1人』。友達はほぼ結婚して、子供持ち。海外に嫁ぐ人も続出。独身の友達が激減してきました。買い物、食事、遊び、色んなところに一人で行くことに慣れてきてしまいました。良いのか悪いのか…。私も結婚の波に乗りたいです。」といただいています。
- 高 山
- すごくわかります! 私も、同級生の友達グループの中で、最後の砦だと言われていた2人のうちの1人が結婚しちゃって、私1人だけぽつんと独身で…。
- 住 吉
- そういう意味では、RN ちゃんゆりさんのように「結婚の波に乗りたい」と?
- 高 山
- 乗りたいですね。ずっと波待ちしているんですけど、なかなか良い波が来なくて…(笑)
- 住 吉
- 出会いは自分では計算できないですからね…。東京都のRN ろころこさんからは『想像していたより良いもんだな、30代』というポエムをいただいているんですが、ご自身はどうですか?
- 高 山
- すごくわかります。20代が結構辛かったので…。見た目は20代の時の方が良かったのかもしれないんですけど(笑) シワもなかったし、ほうれい線やシミもなかったのが20代なんですけど、30代は中身がすごく充実しているし、人間関係も好きと嫌いを分けたらすごく楽になったので、これで良いかなと思って、すごく生きやすくなりました。
- 住 吉
- よく「20代までの顔は親の責任、30代からは自分の責任」と言いますよね。だから充実ぶりが顔を変えていくというか。
- 高 山
- そうかもしれないです。
- 住 吉
- ご本には20代の写真も載っていますが、そういう意味では、30代は全然違う美しさをお持ちだなと感じました。
- 高 山
- ありがとうございます。
- 住 吉
- すごくポジティブで元気だなという感じが伝わってきますが、そんな風に30代を楽しんでいらっしゃる高山さんは、健康と向き合う機会である、健康診断には行っていらっしゃいますか?
- 高 山
- 行っています。毎年行っているんですけど、今年はまだ行けていないので、そろそろ行かなきゃなと考えています。
- 住 吉
- それでは最後に、「健康の秘密」を教えてください。
- 高 山
- 健康の秘密は“よく動き、よく笑うこと”です。
- 住 吉
- 大事ですね。先ほどおっしゃっていたお弁当が見られる、高山さんのInstagramは「#みやれ弁」「#みやれゴハン」で検索して、ぜひチェックしてみてください。そして、『高山都の 美 食 姿 「したたかに」「自分らしく」過ごすコツ。』は、双葉社から発売中です。高山都さん、ありがとうございました!
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