第26回 梅村敏さん
- 住 吉
- 住吉美紀がお届けしています、TOKYO FM「Blue Ocean」。今日の「Blue Ocean Professional supported by 協会けんぽ 健康サポート」のゲストは、女優でタレントの生稲晃子さんです。
- 生 稲
- よろしくお願いします。
- 住 吉
- 生稲晃子さんはアイドルグループ「おニャン子クラブ」のメンバーとして活躍され、卒業後は女優、タレントとして活動してこられました。プライベートではご結婚され、お嬢さんもいらっしゃいます。充実したお忙しい日々を送る中、乳がんが見つかって、その後闘病生活を送られてきたんですよね。最初に見つかったのが2011年…?
- 生 稲
- 2011年、42歳の時に先生から言われましたね。43歳の誕生日に色々と手術のことなどの詳しい説明を受けました。
- 住 吉
- ご本も書いていらして、読ませていただいたんですけれども、たまたま検査を受けたら見つかったと?
- 生 稲
- 自治体の無料検診を毎年受けていたんですけども、2010年はバタバタしていまして申し込むのを忘れてしまって、「来年また受ければいいや」と思っていたら、友人の病院の先生が「人間ドック、ちゃんと受けなよ」とおっしゃって。いつもなら面倒くさくてやめてしまうんですけど、その時は、虫の知らせでしょうかね…「久しぶりだから行ってみようかな」と思って申し込んだ、2011年1月の人間ドックで見つかったんです。
- 住 吉
- ご友人とたまたまお話ししていなかったら、受けていなかったと?
- 生 稲
- そうです。先生に「無料検診を受けられなかったんだ」とたぶん言ったんですね。
- 住 吉
- それで再検査を受けた結果、がんを告知されて、43歳になった日に手術の説明を受けて、まもなく手術を受けられたんですね。
- 生 稲
- 5月に受けました。
- 住 吉
- それから何度も手術を受けていらっしゃると。
- 生 稲
- そうです。そこから再発を2回してしまったものですから…。(乳房)再建手術もしていただいたんですね。だから、5回の手術をしていただきました。
- 住 吉
- 最初はもう少し乳房を温存するような、小さい切除の手術だったんですね。
- 生 稲
- はい。(がんの)細胞が8ミリだったんです。だから、乳房温存手術でとりあえず済んで、傷も小さかったですね。自分では、小さいし、放射線治療やホルモン治療もしていたので、元気だったし、これで終わり、と思っていたら、皮膚のところにニキビのようなものがあるのを見つけて。おかしいなと思って先生に調べていただいたら、悪性だったんです。
- 住 吉
- 表面の方にも?
- 生 稲
- そうですね。最初の再発は表面ですね。
- 住 吉
- 2011年に最初に見つかったとのお話でしたが、2012年に今おっしゃった再発があって、2013年に再々発まであったと。
- 生 稲
- そうですね。それは皮膚ではなくて少し奥の方でしたね。でも、先生の触診で触れるものがあって、それが少し心配かなということで3度目の検査をしていただいたら、やっぱり悪性だったと。
- 住 吉
- その時に、乳房の全摘出にしましょうということになったと。
- 生 稲
- そうです。本当は危険なのですぐに全摘出でも良かったんですけども、しこりが万が一良性という場合もあるので、病院側が念には念をということで、3回目の手術はしこりだけを取って病理検査に出して、確実に悪性とわかってから、4回目の手術で全摘出ということになりました。
- 住 吉
- そして5回目は再建手術を受けたと。毎年のように手術を…本当に大変でしたね。
- 生 稲
- やっぱり右胸はちょっとかわいそうだなと思いましたね、5回も…。申し訳なかったなと。