第101回 NONA REEVES 西寺郷太さん
- 住 吉
- 住吉美紀がお届けしています、TOKYO FM「Blue Ocean」。今日の「Blue Ocean Professional supported by 協会けんぽ 健康サポート」のゲストは、NONA REEVESの西寺郷太さんです。
- 西 寺
- おはようございます。
- 住 吉
- NONA REEVES 16枚目のニューアルバム『未来』が来週リリースされます。タイトルナンバーを含む11曲が収録されていますが、今回どんなアルバムとして作られたんですか?
- 西 寺
- 最初、20数年前にワーナーミュージックというレーベルとメジャー契約したんですけど、その後色んなレーベルを渡り歩いて、3年前にもう1回ワーナーミュージックに戻ってきたんですよ。それでベスト盤をリリースしたり、20周年の記念があったり。1年半ぐらい前に『MISSION』というアルバムを出したので、今回の『未来』は、ワーナー復帰後のオリジナルアルバムとしては2枚目なんです。『MISSION』は割と会議をして、ワーナーの方とか色んな人の意見を聞いて作ったんですけど、今回はNONA REEVESの3人だけで色んなことを決めて。ただ、NONA REEVESってドラムの小松シゲルとギターとキーボードの奥田健介と西寺郷太の3人なんですけど、ベーシストがいないんですよ。『POP STATION』とか、シンセベースを中心に5、6年やっていて、打ち込んでいたんですけど、今回は生ベースを色んな方に弾いてもらっています。高桑圭さんにも弾いてもらっていますし、KIRINJIの千ヶ崎学くんだったり、TRICERATOPSの林幸治くんとか、須藤優くんとか、僕らが関わってきたベーシストを曲によって入れ替えているというのが今回のポイントですね。面白かったです。小松のドラムとすごいベーシストが組んで。
- 住 吉
- ベーシストによってずいぶん変わりますか?
- 西 寺
- だいぶ違いますね。かっこいいです。
- 住 吉
- (表題曲の)『未来』は、背中を押してくれるような曲ですね。
- 西 寺
- 僕も小松も、他の人に曲を書いたり、サポートをしたりする仕事もずっと続けていて、ポカリスエットのCM曲の『キミの夢は、ボクの夢。』の歌詞も書いていたんですよ。それで、色んな人がそのCMをマネして踊っていて。その時に自分が書いた歌詞が、ポカリスエットで中高生を応援するというお題で書いたんですけど、なんでノーナでも同じような気持ちでできないんだろうと思って、自分の歌の作詞作曲でもやってみたいなと思ったのが、その『未来』。だから、他のところでやった仕事の良い部分はノーナに持ってきたいという気持ちは、僕だけじゃなくてそれぞれあるんじゃないですかね。