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第104回 宮田俊男さん

第104回 宮田俊男さん

住  吉
後半は「健康診断」について、お話を伺います。
日本は世界一の長寿国と言われますが、「健康で長寿」であることが理想だと思います。そのために欠かせないのが「健康診断」です。一般的な健康診断では、今どんなことがわかるんですか?
宮  田
実際に健診を受けられる方は、自覚症状のない方が多いと思うんですが、例えば血液検査でコレステロールや血糖値が高かったり、がん検診で胃がんや乳がん、子宮頸がんの疑いを見つけることができるようになっています。
住  吉
健康診断で重大な病気が見つかることもあるんですか?
宮  田
ありますね。例えば、心電図をとった場合に、慢性心房細動という病気があるんですけれども、これは心臓の心房というお部屋の動きが悪いんですね。そうすると、血の塊ができやすくなって、それが脳卒中の原因になったりするんですよ。私が病院で勤務医をしている頃は、40代、50代のお父さんがこういった脳卒中や心筋梗塞で、適切な治療にたどり着く前に急にお亡くなりになってしまう、というケースもあったので、ちゃんと健診を受けることでそういったことを未然に防ぐ、ということがとても重要だと思います。
住  吉
なるほど。あと、健康診断を受けることも大事ですが、結果をきちんと理解して、次の行動に繋げることも大切だとか?
宮  田
そうなんです。紙の結果で来るので、悪い結果があるのに何となくそのまま放置してしまって、悪い結果を3年連続でずっと続けているような方もいるので、非常にもったいないなと思います。
住  吉
健診を受けて、その結果が出たら、必要な対処、生活習慣の見直し、場合によっては治療をきちんと受けるということをしないと、せっかくの健康診断も意味がないということになってしまいますからね。
宮  田
そうですね。ですので、企業の産業医さんや保健師さんがそういった受診を促したり、一人ひとりが相談しやすいかかりつけを持ったり。どうしても不安で怖くて受けないという方もいらっしゃるんです。
住  吉
あと、どこに行けば良いのかわからないという方もいらっしゃると思うんです。どの専門にあたるんだろうと。
宮  田
そうですね。
住  吉
(他の機関での)健康診断の結果を持って、みいクリニックに相談に行っても大丈夫なんですか?
宮  田
はい。そういう方も多いですよ。
住  吉
健康診断を受けて、ぜひ行動に繋げていただきたいと思います。
宮田先生も健康診断は欠かさず受けていますか?
宮  田
はい、受けています。
住  吉
そして最後に、宮田先生ご自身が健康、元気のために心がけていること、「健康の秘密」を教えてください。
宮  田
健康の秘密は“コミュニケーション”です。僕自身は、この10年以上、例えばインフルエンザにもかかったことがないんですね。とにかく、気持ちを常に前向きに保つということはとても大事だと思っていまして、そうした時に、仲間や家族というのは非常に大事になってきます。世界的にも、コミュニティとヘルスというものは非常に関連があると言われていまして、認知症のリスクについてもコミュニケーションが重要と言われています。なので、地域医療の大事さ、この「地域」というのは、まさに「コミュニティ」「コミュニケーション」と考えています。
住  吉
なるほど。宮田俊男先生、ありがとうございました!
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