第120回 チャラン・ポ・ランタンさん
- 住 吉
- 住吉美紀がお届けしています、TOKYO FM「Blue Ocean」。今日の「Blue Ocean Professional supported by 協会けんぽ 健康サポート」のゲストは、姉妹ユニット、チャラン・ポ・ランタンのお二人です。
- もも・小春
- よろしくお願いします。
- 住 吉
- 今年、結成10周年。
- も も
- そうなんです。昨日10年経ちました!
- 住 吉
-
おめでとうございます!
チャラン・ポ・ランタンは、お姉さんの小春さんが10代の頃からアコーディオンでストリートパフォーマンスを行うようになって、そのきっかけからももさんが一緒にやるようになったと。 - 小 春
- そうですね。私が20歳の時に初めて歌詞を書いたんですよ。それまでは歌詞を書いていなくて、歌がない音楽ばかりずっとやっていたんですけど、歌詞を書いたので誰かに歌ってもらおうかなと思って、暇そうなヤツがいたらいいなと思ったら、同じお家に、同じお部屋に割と暇そうなヤツがいて。歌声をちゃんと確認しないまま誘ったんですよね、最初は。
- 住 吉
- 妹さんだけど、歌っているのはあまり聞いたことがなかった? カラオケも一緒に行ったことがなかったんですね?
- 小 春
- ないです、ないです。
- も も
- その結成した時が一番距離があったかもしれないです。
- 小 春
- (ももさんが)高校1年ぐらいだったので。
- 住 吉
- 5歳違い?
- 小 春
-
そうです。
(ももさんが)結構カラオケに行っているらしいと。寝ている間に財布を見たらポイントカードが入っていたので。 - も も
- 寝ている間に人の財布を見るのは良くないと思うんですよね(笑)。
- 小 春
- 結構色んな種類のカラオケに行っているっぽいぞと。そういう情報だけを頼りにね。
- 住 吉
- それでやってみたらしっくりきたわけですね。
- 小 春
- しっくりきたか、きていないかの判断をする暇もなく。時間があるから結構呼ぼうかなと。
- 住 吉
- ももさんは、やってみて「楽しそう」と?
- も も
-
本当にぬるーっと始まって。「曲ができたから歌ってよ」と頼まれて、「あ、あぁ…」みたいな感じで引き受けたところから何となく…。
だから「始めようぜ!」という日が結成日ではなく、7月17日がチャラン・ポ・ランタンとしての初ライブの日だったので、この日を結成日にしました。 - 住 吉
- チャラン・ポ・ランタンの音楽世界はすごく独特というか、あまり他にない無国籍な感じで、ストリートな感じもあるし。この感じは小春さん発?
- も も
- そうですね。
- 住 吉
- この感じはどこから? 何好きから生まれたものなんですか?
- 小 春
- 元々、私がアコーディオンを始めようと思ったきっかけが「サーカスのアコーディオンプレーヤーを見て」なんですよ。それで、初めてサーカスを見た時に、その伸び縮みしている楽器が欲しくて、お母さんにお願いしたら「サンタさんにお願いしたらいいんじゃない?」と言われて、「なるほど!」と7歳の時に思って、サンタさんにお願いした時からずっとアコーディオンを弾いているんですよ。だから、サーカス音楽が元々すごく好きで、そこから民族音楽みたいなところに流れていって。結構一番最初の時から、好きなジャンルというか、やっている楽曲はずっと変わらないですね。
- 住 吉
- すごくそれを感じました。昨日メジャーベストアルバム『いい過去どり』をリリースされたばかりで、その10年が詰まった20曲が収録されているんですが、音楽の好みや信念が一貫していて素晴らしいなと思いました。
- もも・小春
- ありがとうございます。
- 小 春
- 私たち的には、色々あったなと。メジャーデビューしてからの曲を入れているんですけど、様々な曲が入っていますね。