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第140回 奥華子さん

第140回 奥華子さん

住  吉
住吉美紀がお届けしています、TOKYO FM「Blue Ocean」。今日の「Blue Ocean Professional supported by 協会けんぽ 健康サポート」のゲストは、シンガーソングライターの奥華子さんです。
 奥 
おはようございます。
住  吉
リスナーの方からのメッセージにもありましたが、映画『殺さない彼と死なない彼女』の音楽を担当されているんですよね。
 奥 
そうなんです。今上映中の、間宮祥太朗さんと桜井日奈子さんがダブル主演の映画で。タイトルは結構強烈なんですが、中身はすごく優しくて、ラブストーリーでもあり、青春映画でもあり、ちょっと哲学的なメッセージもあって、すごく泣ける映画なんですよ。この劇伴音楽を初めてやらせてもらって、もう…すごく大変でした。単純にBGM、後ろに流れる音楽ということではなくて、セリフと音楽と演技が一体化するように、セリフの合間を縫って音を入れていく、ということを初めてやったので…。
住  吉
できあがったものにあてて曲を書いていくんですか?
 奥 
そうなんですよ。
映像を見ながら、歌舞伎の三味線の合いの手のような感じで入れてください、と監督さんに言われて。
住  吉
難しい…! 「こういう映画なので、こういう雰囲気の音楽でお願いします」ではないんですね。
 奥 
そういう部分もあるんですが、最初の方は10曲ぐらいそれでやったら全部ボツで、また作り直したり。はじめは「何で?」という感じだったんですよ。でも、できあがったものを見たら確かにそうだと思って。すごく重要な役割なんだなということが、やらせていただいてすごくわかりました。
住  吉
そして、今年デビュー15周年を迎えて、先月『奥華子 ALL TIME BEST』もリリースされています。44曲収録というすごい曲数ですね。
 奥 
15年分の自分の音楽の中で、自分が残したい曲を選んでいったら44曲になりました。
住  吉
15年を振り返って、転機になったことや思い出したこと、発見したことはありますか?
 奥 
色々な作品に出会って、そこで知ってもらえたという意味では、アニメーション映画『時をかける少女』という作品に出会って、たくさんの方に出会えたので。やっぱり出会いですよね、転機というよりも。スタッフの人もそうですし、色々なイベントも、ファンの方ともそうですし、この人に出会っていなかったら今がないとか。今、ポニーキャニオンというレコード会社でずっと15年お世話になっているんですが、元々路上ライブ出身で。路上ライブですごく人がたくさんいたので、他のメーカーからも声をかけてもらったことがあったんですが、私は路上ライブで生きていこうと思っていたんです。これが私の生きる道だと。でも、ポニーキャニオンのディレクターが「そのままでいいから、路上ライブでやっていることをそのままうちでやりませんか?」と。その人に出会っていなかったら、今こうしてCDを出していなかったですし、人との出会いがずっと続いているんだなと思いますね。