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第144回 佐藤和哉さん

第144回 佐藤和哉さん

住  吉
住吉美紀がお届けしています、TOKYO FM「Blue Ocean」。今日の「Blue Ocean Professional supported by 協会けんぽ 健康サポート」のゲストは、篠笛奏者の佐藤和哉さんです。あけましておめでとうございます。
佐  藤
あけましておめでとうございます。
住  吉
今日お持ちいただいている篠笛は?
佐  藤
3本調子というものと5本調子というものです。
住  吉
何が違うのでしょうか?
佐  藤
長さが違うのと、音の高さが変わってきます。もっと短いもの、もっと長いものも色々とあります。
節がないので木に見えるんですが、篠竹という竹を使っていて、節と節の間が真竹に比べると長いんです。一般的にパッとイメージが浮かぶ竹は真竹だと思うんですが、篠竹というのはもう少し細身ですらっとした竹です。
住  吉
佐藤さんは佐賀県唐津市のご出身で、J-POPや歌謡曲、唱歌などを演奏して、篠笛の魅力を伝えていらっしゃいます。
篠笛に出会ったのは、大学卒業後だと伺いました。どういう出会いだったのでしょうか?
佐  藤
元々は地元唐津のお祭りで、中学2年生の頃に祭りの笛をやっていたんですよ。お囃子を。そこが笛の原点なんですが、この篠笛という楽器は厳密に言うとそのお祭りの笛とは少し違うんです。お祭りの笛はドレミ音階になっていなくて、昔ながらの独特な音階になっているので、色々な音楽ができないと思っていたんですが、大学生の頃にドレミ調に調律されている笛に出会って。それがこの篠笛だったんです。そして、篠笛って作りがすごくシンプルで穴が開いているだけなんですよ。なので、穴を少しだけ開けたり、強く吹き込んだり、がさっとした音を出したり…という音色の幅がすごくつく楽器だと思ったんです。
住  吉
独学で学んだのですか? どうやって技を?
佐  藤
まず、大学を卒業したらプロの太鼓チームに入って、和太鼓の修行を積みながら裏でこっそり笛の練習をしていました。鼓童というチーム出身の狩野泰一さんに教えていただきまして、練習の仕方を教わってからはずっと独学で自分で技を磨いてきました。