文字サイズ

第197回 堀内敬子さん

第197回 堀内敬子さん

住  吉
住吉美紀がお届けしています、TOKYO FM「Blue Ocean」。今日の「Blue Ocean Professional supported by 協会けんぽ 健康サポート」のゲストは、俳優の堀内敬子さんです。
堀  内
おはようございます。よろしくお願いします。
住  吉
堀内さんは、映画、テレビドラマに欠かせない存在でいらして、昨年はNHK連続テレビ小説『エール』にも出演されました。三谷幸喜さん作品の常連でもいらっしゃいます。
一方、劇団四季仕込みの歌と踊りで、ミュージカルにも多数出演。その一つが、1月15日から東京芸術劇場プレイハウスで始まるミュージカル『パレード』です。今日はそのお話も伺いますが、その前に、実は劇団四季出身だということを知らなかった方もいらっしゃると思うのですが、元々ミュージカルをやりたくて入団されたのですか?
堀  内
元々、母がミュージカルが大好きでして、小さい頃からミュージカルは観に行っていたんですけど、高校で劇団四季の方が教えてくれるような演劇科に入りまして、そこから「劇団四季を受けてみよう」ということになりました。
住  吉
そこからミュージカルの世界へ入って、今はミュージカル以外のお仕事もたくさんされていますが、やっぱりミュージカルは特別なものですか?
堀  内
自分の根本というかスタートなので、大事なものですね。
住  吉
そして、1月15日から始まるミュージカル『パレード』。これは実話に基づいていると伺ったのですが、どんなストーリーなのでしょうか?
堀  内
そうなんです。20世紀初頭のアメリカで実際に起こった事件なんですけれども、少女が殺されてしまいまして、その犯人を追うという物語で、実際にあった事件をミュージカル化しております。
住  吉
“パレード”という楽しげなタイトルですが、社会派ミュージカルなんですね。
人種間の憎しみや権力についてもテーマに含まれていると。
堀  内
そうですね。差別的な問題も扱っておりますので、日本の方に観ていただいてどこまで理解していただけるかはわからないんですが、今やる意義のある作品かなと思っております。
住  吉
堀内さんはどんな役どころでしょうか?
堀  内
事件の犯人にさせられたレオ・フランクという実際にいらっしゃった方の、奥さんの役です。
住  吉
犯人にさせられた人の奥さん…! そう聞くだけで…。
演じるのも、難しさとやりがいの両方があると思います。
堀  内
そうですね…。作品自体もとても大変な作品なので、みんな精神的には大変な作品かなと思います。
住  吉
ミュージカルということで、音楽も気になるのですが、作詞・作曲を手掛けたのはジェイソン・ロバート・ブラウン。トニー賞で最優秀楽曲賞・最優秀脚本賞を受賞したこともある実力派の方だそうですが、音楽はどんな感じでしょうか?
堀  内
歌うのが難しい!(笑) でもそれが、みんな重なって不思議なメロディになったり、すごく心地よいメロディになったりする部分もあるので、その辺の複雑な音楽も、楽しめる一つだと思います。