第225回 NakamuraEmiさん
- 住 吉
- 住吉美紀がお届けしています、TOKYO FM「Blue Ocean」。今日の「Blue Ocean Professional supported by 協会けんぽ 健康サポート」のゲストは、シンガーソングライターのNakamuraEmiさんです。お久しぶりです。
- Nakamura
- お久しぶりです。
- 住 吉
- この1年半は、色々なことを調整したり、新しいチャレンジをしたりしながら、皆さん進んできたと思います。Nakamuraさんは、その間にしたことや、最近していることなどはありますか?
- Nakamura
- 私はコロナ禍で、畑で野菜を育てたり、防音室を作ってみたり、そういうことをしながら楽しんでいました。
- 住 吉
- 防音室は、防音の箱をそのまま家の中に持ち込むことができる、というものは見たことがあるんですが…どういうものですか?
- Nakamura
- 私は、押し入れをそのバージョンに…。
- 住 吉
- えっ!? 押し入れをどうすると防音室になるんですか?
- Nakamura
- 昔の押し入れは、間に板があるじゃないですか。あれをまず取っ払うところから始めて、そこに遮音シートや吸音材を貼ったりして。
- 住 吉
- DIY?
- Nakamura
- そんな立派なものではないんですけど…吸音されるものをとりあえず貼りました。
- 住 吉
- では歌う時はそこに入って歌うんですか?
- Nakamura
-
そこに入って歌うんです。そうするとだいぶ声が小さくなります。
私はすごく声が大きくて…それが無いところで歌うと、全部聞こえるんです…。 - 住 吉
- ご近所さんから言われるんですか?
- Nakamura
- 友達に来てもらって、「ここだとどう? 聞こえる?」と、全部聞いてもらいました。
- 住 吉
- では、Nakamuraさんが家で歌う時は、押し入れに入って、ドアもぱたんと閉めて?
- Nakamura
- そうです。閉めるので超暑いです…!
- 住 吉
- おもしろすぎる! その中で新しい音楽が生み出されていると思いますが…その一つと言っていいのでしょうか、ニューアルバム『Momi』が昨日リリースされたばかりです。“Momi(もみ)”とはどういう意味なのでしょうか?
- Nakamura
- お米の籾(もみ)を表しています。でも色々な意味もあるんですが…。まずは、今まで9年間、『NIPPONNO ONNAWO UTAU』というアルバム名でずっと活動してきたんですが、コロナ禍で自分の気持ちが新たに生まれ変わる部分がたくさんあって。それで今回アルバム名を変えたので、今までやってきたことが種まきになって、苗になって、今回のアルバムは籾が実りました、ということです。
- 住 吉
- なるほど、そういう思いで…。そうすると、コロナ禍で感じたことや考えたことを詰め込んだのでしょうか? この間に作った曲ばかりですか?
- Nakamura
- この間に作ったものがほとんどで…それこそ、押し入れでできたものばかりなので、この1年だからこそのアルバムだなと。
- 住 吉
- 押し入れで作ると変わりますか? 自分の中で発見などは何かありますか?
- Nakamura
- 押し入れの中が暑すぎるので…(笑)。一旦外で涼みながら、だいたいのメロディーを作って、中で歌うんですけど、外で作るメロディーと中に入って本気で歌うのとでは、また全然曲の雰囲気が変わるので、押し入れで思いっきり歌った方が、曲が完成していく早さは早かったです。